棚田でESD(千曲市立八幡小学校)
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2009年05月23日 12:12
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棚田をつかった環境学習(ESD持続可能な開発のための教育)を行っている千曲市立八幡小学校が、
第8回日本の環境首都コンテストで先進事例表彰となり、 先日、千曲市役所で表彰式が行われました。 千曲市立八幡小学校5年生は地域にある棚田での稲作を通して地域の生活文化を体験的に学んでいます。 学校のある姥捨地区の棚田は、 芭蕉が「田毎の月」と詠んだ景観から、 棚田国の文化財に指定されています。 子どもたちは田植え、田の草取り、かかしつくりと設置、刈り入れ脱穀を行う。 脱穀以外は手作業で行うことから、昔のひとの苦労を体験的に知ることにもなります。 学校でも、棚田の機能(ダムに匹敵する保水力、地滑り防止、水の浄化、気温調節と空気の浄化、生命を守る)を子どもたちに教えています。 子どもたちは、地元の人たちから縄づくりなどを学んだことをきっかけに 昔のくらし方について調査を行い、 昔のくらしにはごみを出さない工夫や ものを大切にする工夫があることを発見しています。 そこから自分たちにもできることを考え、食材を大切にした料理、使える紙の再利用、しめ縄づくりについて実践していこうとしています。 このように八幡小学校の取り組みは、 理科教育にとどまらず、 地域文化の継承や、 ライフスタイルの見直しといった ESDの要素を取り込んだものとして評価されます。 表彰式の様子は八幡小学校のブログでも紹介されています。 http://www.chikuma-ngn.ed.jp/~yahatael/otayori/index08.html |
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