テント撤去の跡地には植樹が進んでいる
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2016年12月21日 20:49
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テント日誌12月16日(金)
経産省前テントひろば1807日後 テント撤去の跡地には植樹が進んでいるようだ。12月13日(火) 今日は、風もなく暖かい日で事務所にセーターを一枚脱いで出発、経産省正面玄関前に『のぼり旗』二本と横断幕三枚を12時前にセット完了。 直ぐに座り込みの人数は6名になる。ご自分の裁判や傍聴の時に、座り込みに来てくださるKさんが、例の瓦せんべいを差し入れてくださいました。 12時30分頃『伝令』という腕章を付けた制服警官が『覗き見』に来たが何も言わず立ち去る。 とその時座り込んでいた女性の方がテントニュースを配り始めました。それを見たOさんもすかさず、ニュースの配布を、私は座ったまま。テント撤去後の跡地に、オオムラとかいう、低木が搬入され植樹が始まり、7割がた終了した様子。13時半頃また『伝令』の腕章を付けた警官が座り込んでいる私たちを、横目で見ながら往復、無線で何やら報告をしているようだ。別の警官二名も、やはり横断幕等を横目で見ながら往復したが、こちらには何も言わず。 17時半ごろ雨が降って来たので、早めではあったが撤収、その分を事務所に帰ってから、五種類程のチラシを帳合いをしてから、先週面白い、オッサンがいたお店に行きましたが、この日はお会い出来ませんでした。差し入れの瓦せんべいが、殆ど残っていますのでセット箱の上に置いて置きました。明日の当番の方どうぞ、お召し上がりください。(Y・R) 厚労省の角地(日比谷公園前)で高齢者が座り込む 12月14日(水) 天気予報ではすごく寒く、風が強いということだったが、午後には雨も上がり、あんまり寒くはなかった。風もたいしたことはなかった。 定刻に座り込みグッズをセットし座り込む。 ①テント跡地を花壇にするということだが、植木はつつじだった。奥の方は、経産省の周りに植えている蔓の常緑草がそのままの状態だった。 柵を設けて、テント跡地には入れないようにしていた。いつまでに完成させるのかは作業をしていた人は知らなかった。 ②厚労省の角地(日比谷公園の前)で、今日から高齢者の人たちの48時時間の座り込みが始まった。 ③座り込みではオスプレイの墜落について話した。 みんなでワイワイといろんな意見をいいあった。 昨日差し入れされた瓦せんべいを持ってきて、みんなでおいしくいただいた。 テントの泊り番だったYさんが寄ってくれた。また来ると言われた。 警官が何回か来た。一人の単独行動で、寒いから気をつけてくださいなどと言 っていた。(T・I) 「電力システム改革貫徹」中間取りまとめを止められず 12月16日(金) 午後の衆議院第2議員会館会議室での院内ヒアリング集会「原発コストを問う~電力システム改革貫徹という名の東電・原発の延命を許さない~」では、資源エネルギー庁の3人(補佐、専門官、係長)に対して、質問回答を得ながら、「原発は安い」は嘘、東電が支払うべき、東電の法的整理するべき、「3E+S]で原発が劣る、ことを参加者(21名)が一丸となって訴えた。残念ながら、夕刻に「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」を控えていて、時間も撮影もネット配信も制限を受けたので、多くの人にこの様子を知ってもらうことができなかった。後ほどテープ起こしして報告する。 午後3時過ぎからは経産省本館前でも「電力システム改革貫徹」中間取りまとめ反対を訴えて抗議行動、傍聴する3人からのアピールも受けた。 この冬一番の寒さを我慢しながら座り込みを続け、5時からは定例の本館前抗議行動。院内集会の報告と経産省への抗議を続けた。6時前になって、本館から講堂で委員会を傍聴してきた人が出て来て報告。委員から「中間とりまとめ」に批判意見も出たが、残念ながら決定を委員長一任。経産省の嘘の上塗りがまたひとつ増えた。 夜になって寒さが一層増したが、座り込み・チラシまきを続け、7時半からは火炎瓶鉄さん達が経産省に抗議行動を開始した。 原発推進の元凶である経産省への抗議を厳しく続けよう。(K・M) どの国もうまくいかなくなったと言われる歴史の中で 12月16日(金) 寒風に晒されながら経産省の前で抗議行動をやっている。寒さ凌ぎに周りを歩きながら歳の瀬を思った。年年歳歳、年の暮れという実感が薄くなっている。年末も正月もあわただしさはあるが、心がおどることが少なくなった。辛いことも、悲しいこともあっても、それらを越えていけるような気分が薄くなっている年末。そんな気がしてならない。 ある本の表紙に「どこの国もうまくいかない」というコピーがあった。イギリスのEU離脱やアメリカトランプの登場、欧州や中東でのテロの連鎖というように、先進地域―後進地域、どこも世界は何処うまくいってはいない。いずこも、うまくいっていない、という時代の風景は僕にはこころに躍動感が失われていくこととしてあるのだろうか。自分の生にはメリハリが失われてきているように思えてならない。 高校時代の友人と映画を観た。僕らが若かったころ感動した『灰とダイヤモンド』だ。A・ワイダ監督の映画で何度か観ているが。あらためてというより初めてのような感銘を受けた。初めて観た時の感動がよみがえったのだろうか。こんな風にしか、僕らはこころに響くものを持てなくなっているのかもしれないが、希望というか、それに似た何かはあるのだと思った。希望はあるのと思った。勝手な思い込みかもしれないが、ふいにそんな気持ちがこころをよぎったのだ。 トランプが早々に離脱を宣言したTPPの批准に狂走し、あげくは年金抑制法案やカジノ法案を強行に成立させる愚かさは日本もまたうまくいっていないことのあらわれである。また、沖縄での基地建設を強権的にすすめ、原発再稼働を進める政府の愚かな所業がある。福島第一原発事故は、収拾はおろか、賠償も満足にできないくせに、あたかも事故の影響はさしたることがないように、実体をかくす動きを加速させている。復興と称して人々を原発震災の被災地に帰還させようとする。 それ以上に忘れてならぬこともある。南スーダンへの自衛隊の派遣だ。こう挙げてくると愚かさのオンパレードのようだが、僕らはこれの背後で、つまりはうまくいかない時代の中で苦闘している。小さな希望を見出し、そだてなければならないと思っているが、まだ、それはあるし、僕らはそれまで失ってはいない。この希望が火種として燎原を焼き尽くすという夢も失ってはいない。 僕らのテントはあの8月に撤去され、その後には花壇らしいものができた。場は消され、跡形もなく見える、愚かなことに権力はそれで魂も、つまりはテントを創り出し存続させてきたこころまで消せると思っている。テントは物的であったが、心の場、つまりは精神の魂であった。希望という名の魂の場であった。それは簡単に消されないし、形を変えて存続する。政治権力の愚かさと劣らぬ官僚や権力の愚かな所業と闘うこころは消すことができないのだ。 「過去分」と称して原発事故の賠償金や廃炉費用を国民から巻き上げようなんていうとんだ悪千恵を働かせる彼等の振舞いに人々はあきれている。様々の事を政策と称して、国民の知らぬところで、あるいは手出しのできないやり方で進めることを見過ごすわけにはいかない。こんな寒い日はテントが恋しいが、座り込みやスタンディングは続く。 僕らの異議申し立ての背後には希望や夢がある。彼らは花壇で体よくテントを排除したとおもつているかもしれないが、やがてはそれ以上のものも出てくるはずだ。僕らが希望を捨てなければ。今はまだ、寒さに愚痴っているが、愉しくこころが躍る闘いを披瀝できる日もあろう。経産省よ、僕らは君らの姑息なやり方をいつまでも許しては置かない。それは断言できることである。(三上治) 経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その13 「国民」を除け者にして推進する「電力システム改革貫徹」 ~傍聴排除もメディア撮影禁止も秘密会議も許されない~ 木村雅英(経産省前テントひろば) 「木村様は、第5回財務会計ワーキンググループにおいて、議事運営の妨げになる傍聴席からの大きな声でのご発言がございました。事務局としては、当該行為が注意事項1.6,に該当すると判断し、傍聴をお断りすることとさせて頂きます。」 9日(金)夕刻に開催された経産省の「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」(第3回)の傍聴を申し込んだところ、当日になっても「当選通知」が来ない。それで事務局に理由をメールで問うら、上記の丁寧で無礼な返信が来た。ちなみに、注意事項は次だ。 《注意事項》 傍聴に当たっては、次の事項を遵守してください。これらを遵守できない場合は、退場していただくこともございます。 1.事務局の指定した場所以外に立ち入ることはできません。また、議事運営の妨げになるような言動は厳に慎んでください。 ~ 6.議事運営の妨げになるような言動が行われた場合や事務局の指示に従っていただけない場合には、御退室いただくとともに、今後の会議の傍聴をお断りする場合がございます。 皆さんは私がさもひどい言動をしたように思われるだろう。全くそんなことはない。第5回財務会計WGにおいて、事務局が資料説明をし、それでは委員から意見をどうぞと議長が発言。しばらく誰も発言せずシーン。思わず私が「過去分っておかしくないですか? 3.11後に必要になったのでしょう」と数秒声を出しただけ。 委員の発言にかぶせた訳でも遮った訳でも、勿論議事進行を止めた訳でも、その場で事務局の指示を無視した訳でもない。何よりも、全く「議事運営の妨げ」になっていない。議事の録音を聴けば分かるはずだ。 それなのに、次の委員会での傍聴を禁止するとはあまりにひどい。官僚による横暴だ。 そう言えば、このところの経産省の審議会等の持ち方はひどい。このWGでもそうだったが、メディアは頭出しのみの撮影で、議事の撮影を許さない。「国民」に見せないで会議を進めているのだ。 さらに、同時に進行中の「東京電力改革・1F問題委員会」では、「1.本委員会は、原則非公開とする。」として秘密会合にするばかりか、NPO法人情報公開クリアリングハウスが東電委員会の録音データの公開を求めて情報開示請求したところ、エネ庁は作成も保有もしていないので「不存在」と回答したそうだ。山本太郎議員が紹介するTPP政府提出の真っ黒な「のりべん」資料と同様に、安倍政権と官僚が「国民」に真実を知らせないようにしてひどい施策を決定しようとしているのだ。許せない! そんな中で、多くの皆さんがこれらの審議会を傍聴して真実を知り官僚を監視することをお勧めする。 東電原発コストの国民転嫁を事実上決定!貫徹小委(第4回)と経産省前抗議 12月16日(金) みなさん、御承知の通り、 重要法案強行採決めぐる延長国会、ロシア大統領訪日、共同会見等々でニュースが持ちきり、警備もマスコミも一杯の霞が関界隈ですが、東電等に責任をとらせず、費用根拠もあいまい過ぎるまんま、やっぱり、それでも「原発は安い」と言い張りながら、なぜか、非核新電力、東電、原発の電力を使わない世代にまで強制的に転嫁する仕組みが今夕、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会電力システム改革貫徹のための政策小委員会(貫徹小委)第4回で、 中間とりまとめ案として委員長に一任されました。 http://twitcasting.tv/showering00/movie/330864369 久しぶりに傍聴でき、マスコミのカメラは(威圧感で議論に差し支えるという理由で)「頭撮り」後、一旦ハケさせられ、終了後の会見という事でしたが、 傍聴には事前も当日も撮影配信録音等の禁止はなく、数年前、経産省地下二階講堂でツイキャスした時は(同じキャリア、機種も?で)電波が遮断され、切れ切れだったので、あえて禁止するまでも無いのだろうと諦めていたため、三脚やマイクも用意しておらず、拾える限り、実況ツイートしながらで、大変視聴し辛いかと思いますが、御勘弁ください。 それに先立って、「経産省前テントひろば」で、この「原発コストと負担」問題3度目を行ったのですが、こちらは(要請も急だという事はありますが、課長より下だからなおさら)撮影されると緊張しちゃうからと静止画も拒否し一時間(しかも大半部分の担当は30分)だけと情けない事でしたが、それなりに面白かったと好評の御意見もあったようで、詳報をお楽しみに。 ちなみに、 それでも「原発は安い」根拠、説明は下記引用紹介の、 長妻昭衆議院議員の質問書への回答に尾ひれを付けたものでした。 |
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