テント日誌 1月3日(火) 経産省前テントひろば1807日目後 136日
【閲覧数】6,112
2017年01月05日 11:10
|
テント日誌1月3日(火)
経産省前テントひろば1807日後 加藤登紀子の「ほろ酔いコンサート」に行く人も寄られて 12月26日(月) この日は通常遅番のSさんが早番で来てくれ、座り込み準備を4人でできたため、誠にスムーズにやれた。ただ、ものすごい風で、椅子に縛り付けた幟とバナーは風を受けて、人が座っていないと飛ばされてしまうようなありさまだった。それで、13時にはバナーははずすことにした。警察は一人が車から降りてきて、「ここに物を置かないでください」と言ったので、こちらは「ハイ、ハイ」と言った。警察はそれ以上何も言わず、車両に戻り走り去っていった。 Rさんがきた。Rさんのダジャレや話しは場をわかせたのでした。 サラリーマン風の男性が「みなさん頑張っていますねー。ありがとうございます」と言い、カンパしてくれた。 夕方になると、読売ホールで開かれる加藤登紀子の「ほろ酔いコンサート」に行く人が一人と一組寄ってくれた。「経産省前にはまだひとはいるだろうと思って来た」といわれ、ひとしきりいろんなことを話して、コンサートに行かれた。 冬至も過ぎたので、毎日4分間昼の時間が長くなっているが、やはり5時過ぎには暗くなってきて、6時には日は落ちる。「がんばらねば」と思った。(T・I) 素晴らしい天気だった。いつも年末は… 12月31日(土) 今日は雲ひとつない快晴で風もなく素晴らしい天気。人通りはいつも以上に少なく、今年最後の座り込みは3人でスタートした。いつもの時間に白の1BOXの警察車両がやってきた。降りてきた若いお巡りさんが「宜しくお願いします」と言って車にすぐ戻った。宜しくってどういう意味なのか? 事故や問題が起きないように宜しく、それとも原発止めてください宜しく?色々と想像して楽しかった。 Rさんが例の大きなプラカード持って現れ座り込みに加わる。程なくSさんも来てだんだんと賑やかに。因みに今日も新宿のスタンディングはやるらしい。昨日は15時半~17時まで希望のエリアの集会があった。原発あるかぎり寧日なし。撤去前まで5年もテントを守ってきた(私は3年)。今はどうなのか? テント跡地にこだわらず臨機応変に正門前での座り込み。たびたび行われる院内ヒアリング。もしかしたら攻めに転じているのではないだろうか。テントを撤去されたおかげでフリーハンドを得た気がする。またしても経産違い、テントを野に放つなんてね。 「場外こぼれ話」 家の近くのバス亭で降りたとき、小銭の音がした。一緒に降りた若いお母さんが50円玉を拾って渡してくれた。お礼を言って家に向かおうとすると、また呼び止められ今 度は10円。道路の向こう側に渡ってからもまた拾ってくれた。荷物が重たくて戻るのが億劫で、どうぞと手を差し出してからバイバイと手を振ったら笑顔が帰ってきた。けらけらと笑っていた。来年も色んな笑顔に会いたい。 お母さんの笑顔でこの曲を思い出した。 サッチモ以外に誰もこの曲を歌うな!と思っていたが・・・ この素晴らしき世界/ジョーイ・ラモーン (映画「ボーリング・フォー・コロンバイング」の エンディング曲でもある) https://www.youtube.com/watch?v=8KFWYcjZByY Louis Armstrong - What a wonderful world ( 1967 ) https://www.youtube.com/watch?v=CWzrABouyeE 「What A Wonderful World」歌詞 I see trees of green Red roses too 緑鮮やかな木々 そして赤いバラ I see them bloom For me and you その木々や花を眺めながら 私たちのために輝く And I think to myself What a wonderful world 私は自分にこう語りかける なんて素晴らしい世界なのだろうと I see skies of blue And clouds of white 澄み渡る青い空 そして白い雲 The bright blessed day The dark sacred night 燦々と輝く祝福の日 心静まる聖なる夜 And I think to myself What a wonderful world 私は自分にこう語りかける なんて素晴らしい世界なのだろうと The colors of the rainbow So pretty in the sky 七色の虹は とても美しく空にかかり Are also on the faces of people going by 街ゆく人たちの顔も染めていく I see friends shaking hands Saying, "How do you do?" 友人たちは握手をしながら “元気かい?”と声を掛け合う They're really saying "I love you" 心では本当はこう言っているんだ "愛しているよ” って I hear babies cry I watch them grow 赤ん坊の泣き声を聞きながら その成長を見守る They'll learn much more Than I'll ever know 彼らはもっと多くのことを学ぶだろう 私が得ることよりも多くを And I think to myself What a wonderful world 私は自分にこう語りかける なんて素晴らしい世界なのだろうと Yes, I think to myself What a wonderful world ああ、私は自分にこう語りかける なんて素晴らしい世界なのだろうと。(O・O) 何もない日は川柳がいい 1月2日(祝) 座り込み20回目の新年2日は暖かく風もなく穏やかに過ぎて何もなし。 12時半を過ぎても誰も来ず、正月だからまぁいいかと思っていたら皆さん集まりだす。今日は総勢8名。連日参加のSさんが“原発に反対しましょう”つぶやいた相手は中国人一行で反応なし。警察官も来ず通行人も少ない。日の丸小旗を持った家族連れやカップルが通り過ぎる。皇居一般参賀のヘリ空撮が上空遥か、それとも帰省の交通情報か。 前回、日米原子力協定の更新が2017年と記し間違う。正しくは2018年7月が30年期限となる。日本に原発作れ、使用済み核燃料の再処理を押しつけで縛り続ける。沖縄の日米地位協定問題と双璧の破棄しなければならない最悪協定。 トランプ政権の行方と絡んでメディアはどのように報じていくか注目しつつ、先ずは自身の学習が必要だ。 「都合により閉館」を表示している門前は人の出入りがないので20羽以上の雀、鳩が餌をねだりにくる。カラス、ヒヨドリ、セキレイも樹々にとまり、ネズミも顔をだす。省内の大型モニターはつけっぱなし、電力は余っているから? 「都合により廃炉」と表示し直せ! 暇なので官庁街をグルっと回ってみる。外務省は機動隊バスが1台待機するも隊員は暇そう、農水省はガードマン1名、環境省は「閉庁日」と表記され無人。経産省は11F、2・8・9Fに照明、Sさん曰く「正月から悪いこと考えているのでしょう」に笑う。 東京新聞は休刊日明けで8・9Fに照明、核心記事待っています。 乱さんの元旦初川柳は「たたかいは 正にこれから 年新た」。年末年始の状態を聞き川柳は「ヘタでもいいので書き出すのが大事」、ということなので・・・ 「利権パー もんじゅ取られて くやし泣き」(文科省)、 「全国に ばらまけ汚染土 再利用」(環境省)、 「原発の 予算編成 国債で」(財務省)、 「ひれ伏して トランプーチン カミ頼み」(外務省)、 「健康も 低賃金も かまいなし」(厚労省)、 「天下り あるわあるわの ゼネコンへ」(国交省)、 そして経産省、「コスト安 嘘つき通し 世を耕し」、「へつらいて アベにくっつき 大臣に」、次回に続く予定、あり。(I・M) 国会前では「アベ政治を許さない」のスタンディングあり 1月3日(火) 新年になり、最初の経産省前テント当番、自然と気合が入る。 気温は暖かいが強風のため横断幕は諦めて『のぼり旗』3本を立てる。 13時過ぎに、横断幕を経産省前の、お邪魔棒に括り付けると何と三分程で経産省の警備員が息せき切って、顔面蒼白で駆けつけて来て、直ぐに撤去して下さいと言いながら横断幕を取り外しにかかる。 こちらは、悠然と正月の記念撮影なのだから邪魔するなと言っても聞かない。 そのうち、貴方は常識人なのだから、このようなことを止める人でしょうとか訳の分からない事を言い出す始末、(一緒にいた人達に対して何と失礼なことを)記念撮影はばっちりと撮り、おまけに警備員の撤去の様子も撮影。 今日は、毎月3の日に行われる国会前で『アベ政治を許さない』のスタンディングに行かれる方が、立ち寄って下さり、20名弱の人が来られました。そのスタンディングに参加された、毎日新聞の『明珍』さんも来てくださり、明日の餅つきにも来てくれるとの事でした。事務所に帰ると明日の『餅つき』の準備でHさん等が頑張っていました。(Y・R) 鬼の攪乱にやられて寝込んでしまったが…1月3日(火) 暮れには風邪には気を付けていると書いたばかりなのに、風邪でやられてしまった。風邪にはそれなりの注意はしているつもりなのだが、引いてしまうとなかなか直らない。寝正月だから同じことだと変に自分を慰めてみたが、どうもスッキリしない。一応、年末年始にこれを読もうと決めておいた本もあったが、これはオジャンだ。テント前ひろばの紅白には駆け付けられなかったが、NHKの紅白もほとんど見なかった。「行く年くる年」は見たが味気なかった。 奥行というか、雰囲気としての深みが欠けた印象だった。僕はいろいろのところ多くの正月を経験してきたが、ことしはつまらないという印象だった。もっとも、正月だけ表舞台にあわわれる芸人はともかく、正月をつまらなく感じた年はいいこともあるのかも知れない、と思った。そんなことあるよ、と思いたい。 昨年はトランプ登場でアッと思って、しばらく言葉がでない状態がいろいろのところでみられたといえる。やけ気味にTPPの推進に暴走した政府与党の面々は奥のある考えでもあったのだろうか(?) それをせかした日本の官僚たちにそんなものはないか、と想像してしまうが…。安倍の二つの外交(?)も訳の分からない代物だった。安倍は「何をやりたい」のか、本当のところがわからくなってきているのではないか。安倍政権にテコ入れいれする日本の官僚たちは人気維持の政策を次から次にと繰り出す。 アベノミクスからはじまって、地方創生だ、一億総活躍だとスローガンはあの電通あたりも加わってのことだろうが、なかなか考えられてあるように見える。だが、これは総務省あたりに掲げられる看板にすぎず、政治的な構想にはなってはいない。構想になるには何かが欠落している。安倍がこういう政策を紡ぎ出すのだとしたら、官僚の作文ではない認識(現実感覚)があるはずだろう。それが見えない。今の時代に向かう哲学というか理念というか、それが不在のように思う。粗野で非論理的でもキラリとする現実認識があればいいのだが、それが見えないのだ。これは安倍に感ずる危惧というか危うさでもある。 寝付けぬままにあれこれと考える。いろいろのことが思い浮かんでは消えて行く。徒然なるままにということだが、政治的には非戦ということがある。安倍内閣が続く限り、ここは危ういと思う。 トランプの登場もあって世界は国益と国益がぶつかりあう事態が深まるように思う。政治家の生命は見識と構想である。構想もさることながら、トランプにはその見識に対する安心感がない。かつての経済先進国であったイギリスやアメリカが経済ナショナリズム(経済的保護主義)を主張する時代になってきている。こうした中で、今こそ、こうした時代だからこそ、国家間対立をどう考えるか大事になってきていると思える。いろいろの評価はあるにしても、オバマは戦争について見識は明瞭だったように思えるところがある。この点ではトランプに対する不安は隠せないが、これは安倍に反映することでもある。安倍にいえることでもある。 世界が不安定さを増し、国家対立が前面化することが見られる時代だからこそ、非戦という考えが重要であると思える。今年はロシア革命から100年目である。ロシア革命は第一次世界大戦の渦中から生まれた、「パンと平和」という人々のぎりぎりの生存の声を背景にして。この革命は戦火の中から生まれたが故に、戦争の否定(廃絶)に向かうものとして期待された。そういう願望と期待を担った。だが、それを裏切ったというか、背を向けたのもロシア革命だった。 ロシア革命の指導者であったレーニンやトロッキ―あるいはスターリンらに、帝国主義戦争を断罪する考えはあったにしても、戦争そのものを断罪する考えはなかったためである。これはロシア革命の指導者に大きな影響を与えたマルクスやエンゲルスにさかのぼっていえることである。このことはロシア革命に影響されてきた世界の反戦―平和運動が戦争の断罪において曖昧な要素を残してきたことを意味した。 非戦という考えは世界大戦後の左右の帝国主義戦争批判(レーニンの帝国主義戦争批判とウイルソンの民族自決論)を超えて、戦争そのものを断罪する考えに立つものだ。この考えは敗戦の辛酸をなめた日本やドイツなどの民衆の中で生まれ、基盤化されてきた。知識人や政党の考えとしては少数だが、民衆には基盤のあるものだ。戦後の日本の国家は非戦を海外での戦争の否定として連らぬいてきた。民衆の戦争に対する意識や認識が、このような国家戦略を強いて来たのだ。 政治家にそれを強制してきたのである。戦後の日本国家は平和国家という理念に立たされたことでもあった。多くの揺れの中でこの考えを保持し、外国での戦争に国家が参画することを拒んできたことは事実であり、非戦という考えを保持してき。この考えを明瞭にし、国民的な共同のものにしていくことが大事であり、世界の中で揺れ動く安倍の考えを正していく上でも重要になろう。 かつて湾岸戦争のさなかに一国平和主義―消極的平和主義という批判が流行り、「積極的平和主義」という言葉も生まれた。これは平和を唱えるだけでは平和は守れないし、時に戦争に参加することで平和を維持しえる、という考えである。自衛のための戦争という考えの次にやってきた「平和のための戦争」という考えであり、非戦という考えを骨抜きにする考えである。これは戦争を条件づけることで肯定するという考えであり、現在的な非戦という考えの否定である。 戦争によって得られる民主主義も自由も革命もないように、戦争によって得られる平和などはない。僕らはこういう時代だからこう、この手の理念的な詐欺に陥らないように、非戦を明瞭な考えとして持たなければならない。安倍や稲田がとことん感が抜いた思想としてではなく、政治的な言葉としてこれを使うことの危惧を感じる。これは僕だけの感想ではないと思う。この考えは絶えざる問いかけの中で、高まり深まりゆくもので、無意識に発する権力者や政治家の言葉も含めて絶えず問うていかなければならないことだ。 世界の主要な国家の指導者に戦争についての見識の疑われる面々(トランプ、プーチン、習近平等)が連なる時代だからこそ、僕らは、ここでこそたじろがずにいなければならない。 来年のことを言ったら鬼笑われると思っていたが、鬼の攪乱にあって寝込んだ。寝込みながらこんなことを考えていたのは野暮なことだが、致し方ない。そして頭から離れなかったのは非戦の問題と権力の問題(自由や民主主義の問題)は深く連関し同時的なことだということだった。非戦と国民主権(自由や民主主義)は切れ離せないものであり、どちらかが欠けて存在するものではないということだった。日本の戦争史を研究すればこのことは一層明瞭である。日本的な戦争と日本の権力の構造を相関的に析出できる。自由や民主主義は固定的なものではなく、永続的にあるものだが、その現在性は非戦という考えと関係している。 ロシア(中国)の社会主義にとって戦争はつまずきの石だったが、それはアメリカの自由や民主主義にも同じだったのだ。憲法の前文が政府の所業で起こる戦争を指摘し、国民主権を提示しているように、非戦の考えが基盤を持つには、権力の暴走や独走を許さない自由や民主主義の不断の闘いが必要だし、それは相関関係にある。それは現在性であると同時に世界性である。世界的に非戦と自由と民主主義の闘いが同時的な課題として現れる時代なのだ。それが現在だ。世界同時的に非戦と自由と民主主義が問われる時代がやってきたというべきである。 これはテロも含めて世界の矛盾とその展開を解決の方法に導く道だし、非戦こそが現代史の考えであることを繰り返しかみしめるべきであろうと思う。僕は非戦と脱原発と格差の是正を現在の中心課題と考えているが、このことはどこから入ってもいたりつくことだ。トランプと格差問題のことも考えてきたことだが、これは次の機会に展開したいはなしだ。(三上治) 1月6日(金)午後5時から経産省前抗議行動。テントひろば主催 官邸前抗議集会は6時から首都圏反原連 1月11日(水)2つの抗議行動にご参加を! 川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動 日時:2017年1月11日(水)17:30~18:15 場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ) 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 東電は原発事故の責任をとれ!「第40回東電本店合同抗議」 日時:2017年1月11日(水)18:30~19:30 場所:東京電力本店前 呼びかけ:経産省前テントひろば/たんぽぽ舎 賛同:東電株主代表訴訟など126団体 福島原発告訴団からのお知らせ ◆1日も早く裁判を! 支援団結成1周年集会 強制起訴から早10か月。「裁判はまだか!」という声がさまざまな所から上がっています。未だ闇の中にある原発事故の真実とその責任の所在を、1日も早く明らかに…。それは、繰り返される核に悲劇にピリオドを打つための一歩だと、私たちは信じています。 日時 2017年1月29日(日)14:00~16:00(開場13:30) 場所 玉川区民会館(東京都世田谷区 東急大井町線等々力駅 徒歩1分) 内容 団長あいさつ 賛同人あいさつ… 鎌仲ひとみさん、神田香織さん 被害者からの発言 弁護士からの発言 *ミニ写真展… 飛田晋秀さん「福島の小さな写真展」 無料 福島からバス(中通りコース)が出ます!乗車ご希望の方はご連絡ください。 福島駅西口(8:00) ~郡山教組会館(9:00) お申し込みは下記お問合せ先まで。 主催・お問合せ 福島原発刑事訴訟支援団 info@shien-dan.org 080-5739-7279 https://shien-dan.org/ ◆告訴団総会が開催されました 去る11月27日、第5回の総会が、福島県いわき市の労働福祉会館にて行なわれ、下記の議案がすべて承認されました。 第1号議案 2015年度活動報告 第2号議案 2015年度会計報告 第3号議案 2016年度活動計画案 第4号議案 2016年度予算案 第5号議案 役員改選案 議案の内容等、詳細については、以下のリンクをクリックしてください。 https://goo.gl/C00GWM(google ドライブへのリンク) |
返信書き込みはありません。 |