【ハマっち!防災情報】災害関連情報共有コミュの「絆が生きる被災地支援-もりおか地域SNS「モリオネット」の対応」
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絆が生きる被災地支援-もりおか地域SNS「モリオネット」の対応
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2011年03月16日 10:54
2011年3月11日14時46分頃、三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生し震度5強を観測した岩手県盛岡市。もりおか地域SNS「モリオネット」は、盛岡市当局の迅速な対応で被災から40時間あまりで停電によるサーバダウンから復旧し、岩手大学有志を中心とする運営ボランティアチーム「ブドリーズ」の献身的な活躍で災害被災地支援サイトとして瞬く間にネットワーク化されつつあります。

そのひとつの成果が、被災地と支援者をつなぐ避難所情報マップの整備。岩手県から提供された避難所情報をもとに、「うさ」さんと「ごみっちー」さんという二人の女性がこつこつとマップ上に避難所の情報を掲載しています。
http://sns.city.morioka.lg.jp/community/comm_map.ph…bbs_id=300

ソーシャルメディアでは「Googleクライシスレスポンス」が提供する「避難所の所在地一覧: 青森県 岩手県 宮城県 福島県 茨城県 千葉県」がありますが、事前に収集された情報による網羅的な情報で実際にその避難所が利用されているかどうかは定かではありません。
http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanq…elter.html
また、提供されるのは位置情報のみで避難所コミュニティが動き始めると、物資や人材などの支援要望を外部へと伝え、より的確なサポートを促進するコミュニケーションが各避難所に必要とされてきますが、その機能は有していません。

モリオネットの地域SNSエンジンである「OpenSNP」では、コミュニティマップ機能を使って上記のようなニーズに応えられるようになっており、「避難所」「病院」「役場」などカテゴリー別にレイヤーを重ねて一括表示・選択ができます。併せて、都市部には強いが郡部になると一気に表示内容が粗雑になるGoogleMapを補完するために、電子国土マップと切り替えながら利用できるという長所も生かせます。

ただ機能があってもそれを活用するには、人間の手間がかかります。機械的にデータを一気に読み込むのではなく、地元の人がひとつひとつ位置と環境を確認しながらこつこつ積み上げることによって、より正確で信頼性の高い地図情報が構築されることとなります。データセンターにキーパンチを依頼したのでは得られない情報のつながりが生まれることとなるのです。

もうひとつモリオネットの被災地支援機能を支えている役割で特筆されるのが、遠野市にお住まいだったご縁で兵庫県からアクセス情報などを中心に数多くの情報を取材し掲載している樹木医のゆんさん。そして、壊滅的被害を受けた陸前高田出身のあいちゃんです。このおふたりの尽力に誘発されて、モリオネットには徐々に信頼できる情報がきちんと整理されて蓄積されつつあります。

いわば「地域とのつながりが生み出した善意のセーフティネット」。被災地の混乱ができる限り早く落ち着きを見せ始めて、モリオネットの絆が困窮する方々に届くようになることを、微力ながら支援し続けたいと思います。

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