計画停電に対するよくある誤解
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2011年03月22日 00:29
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今日は計画停電が実施されなかったので、「x日の戸塚」はなし。
代わりに、昨日に続いて、電気の話を書きます。 計画停電の必要性について、よくある誤解をまとめてみた。 ■ 誤解1 被災地に電気を供給するために節電している。 被災地にて停電になっているのは、 電気が不足しているのでなく、 変電所や送電線などの電気を送るためのインフラが故障しているためです。 首都圏で節電しているのは、首都圏の電気が不足しているからです。 ■ 誤解2 福島原発が止まったので、節電している。 あながち間違いではないですが、正確ではありません。 電気が不足しているのは、火力発電も故障しているからです。 東京電力の発電能力は、次のようになっています。 火力 3,700万kW 原子力 1,700万kW 水力 800万kW 計 6,200万KW 連日の報道にあるように、現在の発電能力は 3400万KW 程度です。 これは、火力発電も故障しているからです。 需要は 4000万KW 程度といわれています。 東日本大震災:東電、火力発電の復旧急ぐ 原発に信頼失い 夏場需要なお不安 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321…5000c.html ■ 誤解3 福島原発が止まったので、東北地方の電気が不足している。 福島原発の電気は首都圏のために使われています。 福島県など東北地方には供給されていません。 福島原発は東京電力の発電所です。 東京電力が電気を供給しているのは、首都圏の1都8県です。 東京都、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、静岡県 |
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