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いわき震災通信【第44号】
【閲覧数】957
2012年08月20日 16:11
【8月20日号】



皆様、

いわきでは、例年にない猛暑が続いております。

雨も極端に少なく、遠くに響く雷鳴を耳にしても、なかなか恵みの雨には結びつかず、コットン畑は乾燥の度合いを深めています。

何とも心落ち着かない日々です。



そんな状況の中にあっても、昨日だけは雨が降らないことを祈っていました。

「第2回フラガールズ甲子園」の開催に合わせて、「第11回いわき地球市民フェスティバル」が「フラガールズ甲子園」会場のいわきアリオスに隣接する公園で催されたからです。

第1回の大会を東京秋葉原で行なわざるを得なかった昨年以来、「フラガールズ甲子園」の地元開催は、大会に関わる者たち(私自身もその末端に加えていただいておりました)にとって大きな願いでした。

その願いに応えるように、市内をはじめ全国各地から参加した15校のフラガールたちは、笑顔一杯、力一杯の踊りを披露してくれました。

地元の期待校、県立小名浜高校はまたしても最優秀賞を逃してしまいましたが、「来年こそは!」という思いで夢を繋いでくれたように感じました。

そんな熱気たっぷりのいわきアリオスの外では、公園の芝生の上にテント村を設えて、私たちいわき市内で活動する国際交流・国際協力関係14団体による活動紹介イベント、「地球市民フェスティバル」が催されていたのでした。

このフェスティバルは、震災の前年まで小名浜港アクアマリンパークで10年間開催されてきたものでした。

しかし、昨年は津波による大きな傷跡の補修工事の真最中で、アクアマリンパークを使えるようになる日が何時になるのか目途も立たずに終わりました。

今年、ためらいながらの再スタートを決意したのは、「震災後全国のみならず世界からも頂いた様々な支援・応援を市民の方たちと分かち合い、お礼の気持ちを発信したい」との思いを、「フラガールズ甲子園」実行委員会の皆さんと共有できたからでした。

アリオス内の模様を映し出すパブリックビューイング用のテントを取り囲むように、地球市民フェスティバルのテントが並びました。

公園の緑を渡る風を受けながら、フラの音楽を耳にしながら、何とも贅沢なフェスティバルでした。

スペシャルゲストとして「地球市民フェスティバル」のステージを飾ってくださったのは、南アフリカの太鼓パフォーマンスを来場者と共に作り上げる「ドラムカフェジャパン」の皆さんでした。

50個以上の太鼓と共に会場入りしてくださった皆さんは、片言の日本語と豊かな表情で、その場に居合わせた全ての人を笑いと演奏の環の中に誘い込みました。

皆さんが、震災後に避難所や被災校を回りながら、アフリカの太鼓の演奏を通して笑顔を届ける活動を続けてきたグループなのだということが、心から納得できました。

全国の皆さん、いわきは笑顔で溢れています。

ありがとうございました。



今朝は、市内の中高生15名が熊本、水俣に向けて旅立っていきました。

25日までの研修旅行です。(本会がNPO法人れんげ国際ボランティア会と一般社団法人IMCのサポートを受けて行なうものです)

「いわきのこれからについて水俣から学ぶ」…彼らが目で見、耳で聞き、肌で触れ、学んでくること全てが、私たちの将来への宝物になることでしょう。

彼らに心からのエールを送りたいと思います。



吉田恵美子

特定非営利活動法人 ザ・ピープル 理事長

事務局 〒971-8101 福島県いわき市小名浜蛭川南5番地の6

TEL 0246-52-2511

FAX 0246-38-9538 

携帯 090-2881−3107

URL:http://www.iwaki-j.com/people/

いわき市小名浜地区復興支援ボランティアセンター センター長

事務所 〒971-8164 福島県いわき市小名浜寺廻町1−10 

TEL/ FAX 0246-92-4298

http://onahama-volunteer.jimdo.com/

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