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いわき震災通信【第45号】
【閲覧数】796
2012年09月02日 13:13
【9月2日号】

皆様、

今日は、待ちに待った雨が降りました。

ひと夏殆どお目にかかれなかった雨です。

いわきのカラカラに乾いていた土が、喉を鳴らすように雨水を吸い込んでいきます。

ほっと一息ついた農業生産者の方がいわき中におられることでしょう。

正に、恵みの雨です。



昨日、都内からおいで下さった「ふるさと清掃運動会」82名の援農体験ボランティアの皆さんに、この雨を見越して生長の思わしくないコットン苗への追肥を行なって頂きました。

この雨で有機肥料が溶け、コットン苗たちにもう一踏ん張りを促してくれることでしょう。

背丈が伸びずにいた苗たちも、きっと背伸びをしてくれることでしょう。

雨が上がった後の生長振りが今から楽しみです。



東海・東南海・南海地震の震源域が連なる南海トラフ(浅い海溝)の最大級の巨大地震について、死者が関東以西の30都府県で最大32万人に達するとの被害想定を政府が公表しました。

マグニチュード9.1の地震で最大34mの津波が太平洋岸を襲い、震度7の強い揺れなどで最大約238万棟が全壊・焼失すると大きく報じられていました。

あまりに大きな数字に、かえって自分事として捉えにくくなってしまっているようにも感じますが、東日本大震災以前には、大地震や津波が来ることはないと認識されてきた地域に暮らし、今回の震災を無防備なまま体験することになってしまった私たちには、今回の数字を単なる脅しと捉えず、具体的な行動に結び付けてほしいとの思いが強くあります。

昨日、ある方から、震災の経験を通して、備えておくべきと認識した物を挙げてくれるよう依頼されました。

1年半前のことは、随分遠くになってしまい、これとこれと…と即答できずにいる自分に半ば呆れました。

しかし、間違いなく言えることは、そういった危険性を孕む国土に暮らしているということを常に認識していること。

意識の問題が一番大事のような気がします。

それにしても、これほどの危険性を認識せねばならない国土にあって、原子力発電所だけは安全だと言い張れるものなのでしょうか。

大きな疑問が残ります。



いわき市が、総務省から「緑の分権改革」被災地復興モデル実証調査を受託しました。

それぞれの地域資源を最大限活用する仕組を地方公共団体と市民、NPO等の協働・連携により創り上げ、地域の活性化、絆の再生を図ることにより、地域から人材、資金が流出する中央集権型の社会構造を分散自立・地産地消・低炭素型に転換し、「地域の自給力と創富力を高める地域主権型社会」の構築を実現しようとするのが「緑の分権改革事業」です。

特に、東日本大震災の被災地の復興に向け、豊富な自然環境や再生可能エネルギー等の地域資源を最大限活用し、域内循環を進め、地域の自給力と創富力を高めていく「緑の分権改革」を被災地において推進するため、東日本大震災により被災した地方公共団体におけるモデル的な事業の実証調査が求められました。

そして、いわき市が事業提案を行ない、受託となりました。

本会やNPO法人インディアン・ビレッジ・キャンプ、NPO法人ふよう土2100がコンソーシアムを組み、その事業のお手伝いをさせて頂くことになったのです。

本会が担うのは、オーガニックコットン栽培を事業として成立し得るものにまで高め、農業再生、新たな産業創生を市民の力で進めること。

地球環境基金の助成を受けてスタートした試験的な栽培が、次のステップに踏み出すことになります。

9月29日(土)には、本事業のキックオフフォーラムを開催し、いわきの持続可能な未来への想いや各プロジェクトの概要を紹介します。

また、ドイツで市市民による市民のための電力供給会社を誕生させたドキュメンタリー映画「シェーナウの想い」の上映も行います。

市民主役の復興まちづくりに関心のある市民、団体の皆様にぜひご参加いただければと思います。

【市民による市民のためのフォーラム   いわき、明日のこと

オーガニックコットンから自然エネルギーまで、私たちができる、希望のまちづくりをはじめましょう。】

【日時】9月29日(土)13:15~17:30(12:50開場)

【場所】いわきワシントンホテル

【プログラム】

<第1部>13:15~14:30

コットン栽培に取り組んで下さっている皆さんの紹介~オーガニックコットンやスタディツアーの構想プレゼンテーション

<第2部>14:45~16:20

映画「シェーナウの想い」上映~いわきコミュニティ電力トーク

<第3部>16:30~17:30

市民が主役、サステナブルシティいわきを作ろう!交流会



吉田恵美子

特定非営利活動法人 ザ・ピープル 理事長

事務局 〒971-8101 福島県いわき市小名浜蛭川南5番地の6

TEL 0246-52-2511

FAX 0246-38-9538 

携帯 090-2881−3107

URL:http://www.iwaki-j.com/people/

いわき市小名浜地区復興支援ボランティアセンター センター長

事務所 〒971-8164 福島県いわき市小名浜寺廻町1−10 

TEL/ FAX 0246-92-4298

http://onahama-volunteer.jimdo.com/

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