eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)の「<原発推進とめるためにも>石炭火力発電所の建設はやめて、再生可能エネルギーへ」
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<原発推進とめるためにも>石炭火力発電所の建設はやめて、再生可能エネルギーへ
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2016年05月14日 20:09
電力小売全面自由化で、安さばかり求められると....?
ということで、eシフトからアクションの呼びかけをはじめました。
「安い」とされる石炭火力発電の推進 →
「安い」かつ「非化石電源」である原発で、CO2排出増加分を相殺
ということで、結局原発の維持推進(再稼働推進)につながってしまいます。
いま、その流れが明らかに見えてきています。

<石炭火力発電の問題点>
1.大気汚染、健康影響
 最新鋭の石炭火力発電でも大気汚染物質(NOxやSOx)の排出がある。
2.すでに電気は足りている
 袖ヶ浦の石炭火力発電所の稼働予定は2025年!10年後に、そんなに電気が必要なの?
3.石炭火力推進は原発推進!?
 石炭火力は、CO2排出係数が高い電源です。
 一方で、大手電力会社による業界団体(電気事業低炭素社会協議会
 (事務局は電気事業連合会))として、2030年に温室効果ガス排出係数を
 0.37kg/kWhに抑えていく自主的な目標も出しているなかで、
 石炭火力の新規建設は逆行します。
 そこで、「非化石エネルギー」の活用で、相殺することになっています。
 非化石エネルギーとは、再生可能エネルギーと原発です。

実際に、電力基本政策分科会や電力ガス取引監視等委員会の制度設計専門会合などで、
新電力大手各社から、原発の電気を卸売市場に流して、新電力も使えるようにすべきとの
声が次々に上がっています。

*電気事業低炭素社会協議会: 10電力、電源開発に加え、大手新電力が入っています。
 https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/sonota/1254048_1511.html

こうした流れを止めていくために、新電力最大手の一つであり、
千葉県袖ヶ浦市に200万キロワット(原発2基分)の石炭火力発電の新設を計画中の
東京ガスに対し、「原発推進をとめるためにも、石炭火力発電の建設はやめて、
省エネルギー・再生可能エネルギーへのシフトを」と呼びかけます。
http://e-shift.org/?p=3322

添付のチラシ(はがきつき)を印刷しますので、
たくさん活用していただける場合には、お送りします。お気軽にご一報ください!

*2016年4月26日の電力ガス取引監視等委員会の制度設計専門会合(第6回)の
「卸電力市場活性化に係る事業者ヒアリング」
東京ガスの回答でも、下記の意見が出されています。
「原発廃炉に関連する費用などが、将来的に託送料金の仕組みを活用して費用回収を可能とすること
を検討する方向で整理されていることを踏まえ、原発の一定割合を先渡市場などへ切り出す。」
下記資料の40ページ。
http://www.emsc.meti.go.jp/activity/emsc_system/pdf…_03_01.pdf

5月12日には、FoE Japan、気候ネットワーク、公害地球環境問題懇談会のメンバーで
東京ガス環境部を訪問し、市民としての懸念とともに、計画中止・方針転換への期待を
伝えてきました。
プレスリリースをお送りします。

電力自由化で、私たち自身が原発・石炭火力への流れを加速しないためにも、
ぜひこうした情報を共有していければと思います。

再生可能エネルギーを重視する電力会社への切り替えを促す
パワーシフト・キャンペーンもあわせてよろしくお願いします!
http://power-shift.org/

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プレスリリース 2016年5月12日
脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会

「環境団体などが東京ガスに要望
原発や石炭火力ではなく、再生可能エネルギーへ」
http://e-shift.org/?p=3343

報道各位

2016年5月12日、eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)は、
東京ガス株式会社の環境部を訪問し、環境政策について意見交換し、持続可能
な社会にむけて、省エネルギーと再生可能エネルギーを推進してほしい旨を訴
えました。

電力小売全面自由化により、東京ガスも2016年4月から、低圧小売を開始して
います。現在の電源構成は天然ガス火力100%ですが、千葉県袖ヶ浦市に200万
kW(100万kW?2基)の石炭火力発電の建設計画があります。eシフトは、石炭火
力発電所が
1)大気汚染を引き起こし、健康影響リスクを増大する
2)温室効果ガスの排出が甚大であり、気候変動対策と逆行する
3)石炭火力新増設は原発再稼働推進につながる恐れがある

という理由から、袖ヶ浦の石炭火力発電新設計画に対して、中止・撤回を求め、
省エネルギー・コジェネレーション・再生可能エネルギーを中心に持続可能な
社会への転換をリードしてほしいと訴えました。

公害地球環境問題懇談会の清水きよしからは、東京都のぜんそく患者が9万人
にものぼっていることにふれ、そこに石炭火力が加わることで、さらに患者が
増えることへの懸念が伝えられました。

気候変動ネットワークの桃井貴子からは、気候変動のリスクに加え、袖ヶ浦市
の夏の光化学スモッグが東京よりもすでに多く、大規模な石炭火力発電計画に
市民の間からも懸念の声があがりはじめていることが報告されました。

マンション管理組合にも所属する鈴木国夫からは、石炭火力発電は一度建設す
れば40年以上使うことになるが、その間に状況が変わって不良債権となるリス
クがあることを指摘しました。

eシフト/FoE Japanの吉田明子からは、電力業界の「自主目標」達成のために
原発の電気を使うことに対して、原発問題や環境問題に関心を持つ多くの市民
が懸念していると伝えました。

袖ヶ浦の石炭火力発電所建設はまだ計画中で、環境影響評価書が出された段階
です。eシフトでは今後、参加団体や市民に対して、「石炭火力発電の建設は
やめて」アクションを呼びかけます。石炭火力や原発の電気は使わずに、再生
可能エネルギーへの転換を進めていただけるよう、多くの市民からはがきや電
話で東京ガスに意見を届けます。引き続きご注目ください。

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