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速報「原子力規制委員会院内ヒアリング集会
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2016年08月10日 14:27
テント日誌8月9日(火)
経産省前テントひろば1794日

速報「原子力規制委員会院内ヒアリング集会 本当に伊方原発3号機を稼働するの? ~原子力規制委員会は再稼働を推進するな~」
8月9日、伊方原発の再稼働12日を目前にした中で、再稼働阻止全国ネットワークが山崎久隆さん(たんぽぽ舎)を迎えて参議院福島みずほ議員事務所を通して、原子力規制庁から5人の対応者に対して伊方原発再稼働の妥当性を問うた。

「Ⅰ 伊方原発3号機の再稼働を目前にして」では、規制委の審査の手続きを確認しながら、一次冷却水ポンプ事故、重大事故対策、保安規定違反、PWR過酷事故対策、プルサーマル発電について問い詰め、再稼働スケジュール優先の規制委審査姿勢を糾弾した。

「Ⅱ 基準地震動の設定方法について」では、基準地震動の決定方法についての長沢啓行さん(大阪府立大)の指摘には訴訟係争中であるからと答弁せず、岡村さん(高知大)の指摘には地震動の扱いの問題と満足に回答しなかった。さらに、1994年の稼働時に280ガルで設計された伊方3号炉が今回の適合性審査での基準地震動650ガルとするのは、まるで時速100kmの車を時速200kmでOKとするものではないかとの追及に対して、どういう補強で達成したのかについては立入っていないことを白状し、さらに安全裕度の食いつぶしにも言及して、結局は安全性を損ねていることが明らかになった。
 
経産省前テントひろばからは、福島からの被災者である亀屋幸子さんが福島の実情を見れば再稼働なんて考えられないことを強く訴え、規制庁職員の心を動かした。
 詳細は、IWJの動画をぜひご覧いただきたい。
大手メディアの取材が無かったのは残念だが、45名が集って厳しく糾弾する場面が沢山あり、こんな状態で伊方3号機を再稼働してはいけないということを広く強く確認できた。(K.M)

賑やかでせわしい夏の間に進められることに注視を!
僕はNHKのBS1で放送されているワールドスポーツニユースをよく見ていた。
イチローがいつ3000本安打に到達するかに一喜一憂している状態であった。
現在はオリンピック優先でこの番組がないのは寂しい。でもイチローの3000本安打達成はうれしい。彼の言葉は素敵であり、イチローでなければ語れない言葉なのだと思う。
「技術は毎年変えることがある。それがうまくいくことも、いかないこともある。すごく繊細なもので。ただ、走ることや投げることは分かりやすく測ることができる。それを見た時、例えば走ることは。明らかに(今年自分が昨年に比べ)速くなってしまっているので諦めることはできない。」(8月9日『スポーツ報知』)。

打つ技術は猛烈な鍛錬の下で,打つという意識が無意識的な反応になって、意識は分からなくなるまで身体の反応を高めることであろう。技術は本人の意識としては認知できないのであり、認知できるレベルではまだ、技術になっていないというべきか。身体の反応が無意識のレベルになるまで練磨すること、これは意志的行為を超えた意志的行為だが、やはりすごい事である。知という技術も同じと考える。考え、考え、考えるということが考えるという意識を超えて持続していることなのだろう。技術の結果はその果てに現れてくるのだろうか。技術は繊細なもので、というのはとても示唆に富んだものであった。

今はリオオリンピック競技の放送のために、イチローの活躍を伝える番組はみられない。別段、オリンピック競技に苦言をしているのでも、嫌味を言っているのではない。オリンピックを僕は楽しみ、結構テレビもみているのだから。イチローに感激しているものをオリンピックの競技に見ているともいえる。ただ、お祭りらしくやってもらいたいし、あまり、国威のふり回しなどはしないで欲しいと願うだけだ。自国の選手に肩入れするのは自然であろうし、その範囲で十分である。
リオオリンピックはロシアの薬害問題など嫌なこともあるが、難民の選手団が認められたことには拍手を送りたい。甲子園の高校野球もはじまる。プロ野球も盛り上がってきている。スポーツだけでも、いろいろとある夏だが、夏には夏の行事もある。戦没者の慰霊の日々も待ち受けている。戦争についての動きというか雲行きが怪しくなって来ている今、いつもと違った興味もあり、対応をしたいと思っている。段々と戦中派は消えて行くが、彼らの遺して行く言葉を受けとめたいと思う。

8月6日には天皇陛下が生前退位の気持ちをにじませた話をされた。天皇の話だからと言って特別の意識はない。生前退位も女系天皇も僕は賛成で、それに反対している面々のことが分からない。分からないというよりは天皇の権威を護持したい面々にそんなのは過ぎ去ったことで、復活することなんかないのだといいたい。天皇の権威(生き神信仰)は農耕社会の衰退と一にしているのであり、この衰退は避けがたく進むと考えている。天皇の言葉の中で、考えさせられたのは「即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましいあり方を、日々模索しつつ過ごしてきました」とあるところだ。
戦後の天皇は戦前の天皇と違って政治的権限を持たない、象徴という存在だった。戦後の憲法形成過程で天皇をどう扱うかは最大の問題であったが、これにたずさわったアメリカ軍のケイディス大佐などのインタビユーによると、帝国主義的天皇は排除するということだけが明瞭であとは消去法の果てにたどりついたのが象徴天皇だった。これは明瞭な概念や理念に導かれて出て来たものではなかったのである。政治的権限を持った帝国主義的天皇、つまりは強権的君主だけは否定されていただけだったのである。

こうして生まれた象徴天皇が言葉だけはあっても内容は曖昧なままであったことは疑いない。和辻哲郎などの保守学者はこれが本来の天皇のあり方であると規定しようとし、三島由紀夫のように「文化概念としての天皇」としても曖昧なままであることは変わりがなかった。天皇が政治権限を持たないこと、それから切り離された存在であるというのが多くの人々の合意だった。(天皇のありかたについての僕のイメージはあるが、それは長くなるので省く)。
だから、さしあたってという点で言えば、天皇の政治権限からの分離ということでいいということになる。曖昧な象徴天皇ということに日々模索をして過ごしてきたというのは誠実な対応ということになると思う。自民党の新憲法草案のように天皇に元首という規定を持ちこもうとしていることに比べれば。象徴天皇ということを誠実に考えてきた歩みを自民党の面々はどう考えているのか。

天皇の問題で僕が懸念していることがあるとすれば、次の点である。よく知られているように三島由紀夫は『文化防衛論』で天皇が軍隊に栄誉を授けられる存在にすべきだ、と述べている。ここは橋川文三からこれでは戦前の天皇の復活ではないか、と強く批判されたところでもあった。これは僕の予想だが、海外での自衛隊の戦闘がはじまったら、戦死者たちの処遇を含めてこのことは浮上すると思う。もっとズバリ言えば、安倍首相や稲田防衛省は戦死者に栄誉をあたるためにそうした行為に出るかも知れない。そこはさせてはならない。それこそがさしあたっての天皇の政治的利用の一番大きいことだとみておかなければならない。

選挙も内閣改造も終わって、政治もしばらくはあまり波風の立たない夏には
いたいところだがそうではない様相である。沖縄の高江でのヘリパット工事の強行や伊方原発再稼働の動きなど、人々の関心がスポーツの祭典に向かっている時期を狙ってのいろんな画策をやってきているようにさえ見える。意地の悪い見方をしているわけではないが、そんな様子も感じられる。スポーツはスポ―ツだし、政治的動きと関係なく楽しめばよい。スポーツ選手が日常を超える肉体と精神の鍛錬に励んだ成果をみたい。そのために姑息な政治行為は慎めと言いいたいのだが、それに耳を貸す御仁たちではなさそうだ。僕らはだから、彼らの動きを注視しできる限りの対応をしなければならない。せわしい世の動きだが、それにこころの余裕を持って対応することが要請されている。

この暑い夏の動きの一端につながるように、最高裁の決定がきた。僕らはともかく心的には強制撤去がいつ来てもおかしくはない、という緊張を強いられる状態になった。逃げも隠れもできないし、僕らはこれに向かい会うしかない。こういう権力の所業に向かい会うのは楽しいとは言えないかもしれない。しかし、そういう状態の中で、自問し、多くのことを考えるのは貴重なことだ。自問し、考えることが闘うということなのだから。暑い夏のテントも工夫次第で楽しく凌げる。
ある意味では粛々と、ある意味では堂々と、対応はいろいろ考えられるし、あまり考えたってでてくるものは少ないかもしれない。でも、全部ひっくるめて事態はあるし、対応もある。暑さの凌ぎの散歩の延長でも、都心に足を延ばしたついでにテントに寄ってもらいたい。テントを経験しておいても悪くはない。機会を逃せばできなくなる。そんなメッセージをお送りしたい。(三上治)


伊方原発3号機」12日(金)にも再起動
「原発現地へ行く会」からのお知らせ
「伊方原発3号機」12日(金)にも再起動
現地実行委員会は10日から12日の抗議行動を呼びかけています。
「原発現地へ行く会」は、今回の行動にも交通費の補助を実施します。
参加可能な方はFax(03-3238-0797)又はTEL(080-1012-4661 沼倉)でお知らせください。

8/10(水)抗議行動 伊方原発動かすな!現地行動に連帯する緊急行動「四国電力東京支社抗議」18:30より19:45
      場所:東京銀行協会ビル前(三田線大手町駅D4出口)
    主催:「再稼働阻止ネットワーク」

8/12(金)抗議行動 経産省抗議行動 17:00より18:00
 「最高裁上告棄却決定糾弾!テント撤去は許さない!」
  場所:経済産業省前 主催:「経産省前テントひろば」

8/12(金)抗議行動 17:30より17:45分まで
場所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)

8/12(金)抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30より20:00主催:首都圏反原発連合 [8月19日、26日も]

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