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ぼくは、このシステムを運用することによって、地域SNS運営者の財政基盤を作ると共に、一部ではありますが地域の経済循環を実現すると考えています。 新しい説明資料ができましたので添付します。 1.事業計画名 地域SNSを活用した地域連携型共同購入クーポン(地域型SNSクーポン)の開発と運用 2.事業計画の概要 運用リスクが小さく制御が可能な共同購入クーポンは、小規模店舗でも活用できる有効な販促ツールである。しかし、都市部に偏重し情報の信頼性も低いので、地域SNSを活用して信頼性の高い地元の情報だけを提供する仕組み(地域型SNSクーポン) … [続きを読む] |
第14回地域SNS全国フォーラムは、沖縄県宮古島市で開催する予定で準備を進めています。今回は、これまでのようにフォーラム単独での開催ではなく、ふるさと農村活性化基金事業・「沖縄、ふるさと百選」認定事業地域づくりフォーラム・交流会とのジョイント事業として実施します。 「沖縄、ふるさと百選」とは、農林水産業と関わりを持ち、地域が誇れる魅力ある農山漁村を形づくる地域団体を認定し、県民に広く紹介することによって、農山漁村に対する理解を促進し、地域の活性化に寄与することを目的としています。 http://www.pref.okinawa.jp/muradukuri/tamentekikino ![]() 「沖縄ふ … [続きを読む] |
第十四話「創発する地域のキーパーソンたちの集合知」 サイトによっては若者たち中心のネットワークも少なくないが、一般的に地域SNS利用者の平均年齢は比較的高い。「ひょこむ」もその例に漏れず40代後半のメンバーが中心になっているので、この日のように若者たちがまとまって参加するオフ会はあまり経験がなかった。「オフ会」とはオフラインミーティング(Off-Line-Meeting)の通称で、インターネット上で掲示板やチャット等を使って(オンライン)知り合った者同士が、実際に集まって(オフライン)わいわいと交流すること。それまで実際には面識がなくても、ネットで事前にさ … [続きを読む] |
第十三話「SNS連携地域型共同購入クーポンシステム」 10分間のブレストがあっと言う間に制限時間を迎えた。ブレストに時間をゆっくり取るとせっかくのアイデアが煮詰まってしまうので短いくらいが丁度いい。「まだ途中やねん!」と泣き言を訴えるグループをなだめて、モデレーターの古家は各チームのファシリテータに5分でグループ毎のアイデアをスケッチブックにまとめるように指示した。それぞれのグループに配置されている大学生が、ポストイットに書き留められた各自のアイデアを並べ替えて、ひとつのストーリーにまとめていく。みんな手慣れておらず時間も5分 … [続きを読む] |
第十二話「社会科学モデル国家を支えるコミュニティ・プラットホーム」 中村の発想の原点は、高校の授業で教員の畑井克彦(58)が話した北欧スウェーデンにおけるコミュニティモデルがあった。 経済学者の神野直彦が、スウェーデンの首都・ストックホルムから100キロほど離れた小さな町を訪問した時のことである。ヨーロッパのどこにでもあるような小さな商店街に来ている町の住民は、「田舎だから物価が高い」とこぼしていた。ストックホルムはそう遠くないのだからなぜ買い物に出かけないのかと訊くと、住人たちは「そんなことをしたら地元の商店が潰れてしまう。商店街 … [続きを読む] |
第十一話「小さいからこそできることがある」 もう一方のグループでは、自称・地味な主婦の山田直美(43)が、高校3年生の中村優希(17)とマラソンが趣味で持久力が自慢の大学生・前田真生(18)という若いイケメンに囲まれ上機嫌で語っていた。中村が通っている高校では1年生が必須、2・3年生は選択で、情報科の授業として社会人基礎力養成のために「地域活性化」をテーマとしたプロジェクトに取り組んでいる。その中で中村は、市民数千人を動員する恒例イベントの総括を任される逸材だ。商店街活性化から地域連携創造まで、その守備範囲は広く思考は柔軟だ。 「おばちゃんが … [続きを読む] |
第十話「すでにそこにある未来」 田中隆祐のテーブルは、ブレスト段階から具体的な事例を引き出した議論が沸騰していた。ひとつのグループは、お城の下でイタリアンレストランを開くオーナーシェフの宮越誠(44)、ボランティアで地域SNSの運営管理を担う岡本早苗(52)、広告代理店志望の大学生・田中聖也(19)の3人だった。岡本の「ランチパスポート(ランパス)って利用したことありますか?」という発言で火ぶたが下りた。「参加店のパスポートのついた本を1,000円くらいで買って、その中に掲載されているメニューがワンコイン500円で食べられるんです。わたしのご近所では3冊目 … [続きを読む] |
第九話「潜在化したリソースの可視化」 「ひょっとしていろりさんのホテルには、すごいジオラマありませんか?」。突然のフリに小寺は驚いた。「なんで君が知ってるの?」。「うちの大学には『鉄道模型サークル』という同好会があって、ぼくもその一員なんです。小さな頃から、ずっとプラモデル作ってます。メンバーのひとりが偶然『いろり夢鉄道駅づくり作戦会議』という地域SNSのコミュニティを見つけて、話題になっていたところだったんです」。それは小寺が地域SNSで、ジオラマづくりの仲間たちと交流している掲示板だった。外部公開になっているので閲覧自由、 … [続きを読む] |
第八話「多様な立場が生み出す新鮮なアイデア」 和崎はアイデアソン実施の概要とその後にセットした大学生たちとの交流会について、いつもの地域SNSの友達である木多見哲夫(54)に相談した。木多見は地方自治体の外郭団体に勤務しながら、さまざまな地域活動に積極的に参加するだけでなく、地元の劇団で舞台にあがる役者であり、県が住民の参画と協働による地域づくりを推進するために設置した「地域ビジョン委員会」の委員長を務めるという素晴らしい人材で誰もから慕われる人格者である。和崎がいつもなにかと頼りにしているキーパーソンのひとりだ。毎年GWに実施する … [続きを読む] |
第七話「三方よしの上手をいこう」 古家と津川と井上凌(20)は、和崎の事務所のミーティングテーブルを4人で囲んでいた。政夫のレストランで相談した企画を、より実現に近づけるための助言をもらうためである。このミーティングのファシリテーターは、前回はあまり発言せずに食欲に走っていた若い井上を古家は指名していた。井上の自宅が和崎の事務所に一番近いこともあるが、EDT企画を説明することでプレゼンテーション能力を付けさせようという先輩の配慮だった。古家たちの指導を受けた井上は、企画を10枚のパワポにまとめ、かつ20分ですべてをきちんと整理して見 … [続きを読む] |
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