ペリー(Matthew Calbraith Perry)は、1794年4月10日にアメリカのロードアイランド州ニューポートで生まれました。父親も二人の兄(彼は3男)も海軍で、彼は14歳で海軍士官候補生になっています。日本に来たときは、59歳でした。 ペリーの長兄オリバーは、エリー湖でイギリス海軍を撃破したことで、地元では"英雄"です。州議会議事堂の正面に彼の大きな像があります。 ロードアイランド州というのは、日本ではほとんど知られていませんが、独立13州の一つです。ニューヨークとボストンと言う有名な都市にはさまれているのと、面積が全米50州中最も小さいので、余り目立たないですね。 実は、僕はこの州に5年間(1996-2001)いました。 ニューポートという町は、昔から避暑地として有名で、アメリカで財をなした人の別荘(いわゆる"マンション”)が建ち並んでいます。テニス、ゴルフ、ヨットなどの今も続く国際的な試合はすべて、この地で始まっています。また、ジャズ・フェスティバルでも有名です。 また、JFケネディゆかりの地でもあります。彼が結婚式を挙げた教会、大統領になってから夏の間執務し"夏のホワイトハウス"と呼ばれた豪邸が、今も残っています。 ペリーは1858年3月4日にニューヨークで亡くなりましたが、その遺体は1866年にニューポートに移され、"The Island Cemetery"に娘のAnnaと並んで葬られています。 ニューポートは、下田と姉妹都市になっています。 毎年"The Blackship Festival"が開催されていますが、"black ship"って何のことか、ほとんどのアメリカ人には、わからないでしょうね。 写真は、左からニューポート・ブリッジ(ニューポートへの入口です)、お兄さんのオリバー、そしてニューポートにあるペリーのお墓です。 |