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2009年01月02日(金) 
小生が購読しているメルマガで、中国を始めとするアジア事情をとても詳細に解説してくれる「アジアの街角から」がとても面白いです。

09年の第1号で興味ある記事が目に留まりましたので、ちょっとご紹介しましょう。
昭和12年、支那事変の初期に起きた南京大虐殺については、その真偽を巡ってさまざまな議論が交わされています。しかし、同じ年に、中国軍が日本の民間人に対して無差別虐殺行為を働いたことについては、あまり知られていないようです。「通州事件」といわれるこの事件は、盧溝橋事件の3週間後に起きました。

事件は、北京の東、冀東[きとう]防共自治政府の首都である通州市で起こりました。そのころ通州には廬溝橋事件から避難していた婦女子など日本人居留民や軍人など200人あまりがいました。日本軍守備隊も駐屯していたのですが、主力は町を離れていたので、110名の留守部隊しか残っていなかったといいます。そこへ1000人以上の支那保安隊が攻撃してきたのです。

廬溝橋事件は、日本軍と支那・国民党軍という軍隊同士によるいわば正当な戦闘行為でした。しかし通州事件は、支那保安隊による日本人居留民=民間人への殺戮行為でした。守備隊はいましたが、それは300人以上の住民の3分の1に過ぎなかったのです。この中国軍の行為は、国際法違反の可能性が大です。

確かに巷間言われる南京虐殺に比べれば、被害者の数は少ないかもしれません。しかし数の問題ではない。こうした戦争犯罪が語られることなく、歴史の流れの中で埋没してしまうことに目を向けることが、大事なのではないでしょうか。ちなみに、この通州事件は中国では教科書はおろか人々の口の端に上ることはないそうです。もっとも日本でも知っている人はほとんどいないのですから、他人のことは言えませんね。

(ご参考:この記事を書いた竹下義朗さんのサイトは)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/



閲覧数4,197 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2009/01/02 23:51
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2009/01/04 15:09
    sugi-さん
    今年は、横浜から世界を見る目線を大切にしていきたいですね。

    今年もよろしくお願いいたします。
    次項有
  • 2009/01/05 14:25
    さん
    遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
    本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    さて、標記の件。 これまでと同じく、まったく同感であります。

    隣国( 、、といえば、近しい&親しい関係にあらんとするニュアンスが漂う
    品の良い言い方だと思いますが、要するに他国)との付き合いをどうするか
    超ノッピキならない状況になっている今日。
    20世紀の後半は、米国とのつながりだけでよかったともいえますが
    いろいろな国が本格的に成長・発展しつつある今日にあっては、
    《 いよいよ国民の気力と器量(=民度?)が問われるのー 》
    と感じております。

    このような中、今回の寄稿を読みまして、当方、下記を思い出しました。
    №73 中国人による中国人大批判
    (もっぱら相手に謝罪を強要する中国人・朝鮮人)
    http://www.syohei.jp/html/sikou73.htm

    これは、自分がひところお世話になっていた若手経営者の勉強会つながり
    の情報発信サイトで、他にこのようなタイトルがあります。
    http://www.syohei.jp/html/sikou_top.htm

    この中にある最近のものの中からは、(国際情勢以前のことがらなのですが)
    日本の姿の捉え方として、自分、これら3点など良いなぁ、と感じております。

    №86 「教育は百年の計(御中教育)」
    http://www.syohei.jp/html/sikou86.htm

    №84 「恵まれ過ぎの日本」
    http://www.syohei.jp/html/sikou84.htm

    №76 外国人から見た日本人 「日本人の誇りを取り戻すために」
      イザベラ・バード イギリス人女性旅行家の日記から抜粋
    http://www.syohei.jp/html/sikou76.htm

    イザベラ・バード女史の日記は、数年前からコスモ石油のラジオCM
    でも紹介され、拙、日本人として嬉しいような、現状を省みて情けないような、
    《うーむ、、》な気分になります。
    国際情勢への関心を持つこと、および、日本と日本人を理解すること、
    きわめて大切であります。
    次項有
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