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2009年02月20日(金) 
書名:卑弥呼の殺人
著者:篠田秀幸
発行所:角川春樹事務所
発行日:2005/2/18
定価:1200円+税

高木彬光「邪馬台国の秘密」(邪馬台国はなかった古田武彦著の説を盗用したとの論争があった)松本清張「古代史擬」など古代ミステリーを比較検討しながら従来の論争、議論を踏まえ、日本書紀、古事記、魏志倭人伝を紐解きながら邪馬台国の位置を推定していくプロセス、論理展開、古代のロマンを感じさせてくれる。そして現実の殺人事件を絡めながらの物語、ちょっと複雑すぎるという気もするが、推理小説だけではなく、古代史へにも導いてくれる欲張った作品です。魏志倭人伝の中で従来から諸説紛々する「南水行十日陸行一月」をどう解釈するか?「畿内説」も「九州説」も困惑している問題。この物語では「九州説」をとって、著者独自の解釈をしています。邪馬台国のことはある時間(半世紀)の経過を含めて書いてあるという説をとって非常にユニークな解釈をしています。最近の考古学の世界では大和での色々な発掘の結果「畿内説」が有利になってきているように見えるが、全く逆の立場を取っています。いつまででも楽しめる素材として邪馬台国探しは残しておいて欲しい気もしますが、結論も見てみたいと複雑な気もします。(一里=90mの短里を採用しています。)卑弥呼はそっとして於いて欲しいかも


閲覧数3,009 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2009/02/20 22:04
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