僕の昔からのアメリカ人の友人(正確に言うと、奥さんが僕の英語の「先生」)夫妻は、外交官を退官した後、アメリカのアリゾナ州を定住地に選びました。 当初はゴルフ場の中にある家に住んで、ご夫妻で毎日ゴルフという生活をしていましたが、2,3年前に同じアリゾナの「シニア・コミュニティ」に移りました。 一度遊びに行き、どんなところなのか、見てきました。 ご主人は日系3世(日本語は全くダメ、日本には一度旅行できたことがあるだけ)、奥さんは中国系2世で、5人の子供がいますが、それぞれ独立してハワイ、カリフォルニア、アラスカ、アリゾナなどに住み、ご夫妻だけで「シニア・コミュニティ」に住んでいます。 「シニア・コミュニティ」は、アリゾナのような温暖なところに最近多く出来ています。ディベロッパーが大きな敷地を開発し、売りに出します。 定住できるのは、55歳以上の人のみで、個々の家は、それぞれ自分の好みで建てた一戸建てです。 そして、「コミュニティ・センター」があり、そこには、いろんな文化教室、プール、レストラン、などがあります。 敷地内には、ゴルフ場、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設があります。 みんなでソフトボール・チームを作って、他のシニア・コミュニティのチームと試合をしたり、コミュニティ・センターが企画してくれる、陶芸教室などに入ったり、朝市で野菜を買ったり、ダンスパーティなどいろんなイベントに参加したり、です。特に食事つきのものはアッと言う間に売り切れになり、参加できない時があるのが不満だそうです。 たぶん、家が3千万円位、月々80ドルくらいの管理費を払っているようです。 ご夫妻も、「シニア・コミュニティ」に入るかどうか、だいぶ迷ったようですが、「同じ世代の方が話題、好みが合う」「セキュリティがしっかりしているので、安心」「いろんなイベント企画を立ててくれるので、やりたいことを選べる」などから、決めたそうです。 でも、アリゾナは何せ砂漠ですから、冬は暖かくていいのですが、夏は暑すぎます。夏の人口が冬の半分になる、と言われています。 ご夫妻も冷房代(家が広いんです)が大変と言うことで、キッチン、ベッド、バス・トイレ付のMotorhome(移動住宅車)を買って(これが12百万円位?)、愛犬を連れて、夏の間は北の方を2ヶ月位キャラバンしています。この辺は、いかにもアメリカ人ですね。 こんな生活、こんなシニア・コミュニティ、どう思われますか? |