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2009年03月06日(金) 
書名:人形村の殺人
著者:篠田秀幸
発行所:角川春樹事務所
発行日:2001/06/08
定価:1,333 円+税

横溝正史の「八つ墓村」の舞台となった岡山県北部(人形村)を舞台に400年以上前に起こった連続殺人事件の悲劇、30年前に起こった女子高生殺害事件、そしていままた連続殺人が起こった。名探偵「弥生原公彦」が事件を解き明かす、篠田秀幸の、の殺人シリーズの1冊です。「八つ墓村」をベースにした物語の中帝銀事件をモデルに葡萄酒毒殺事件等が渾然一体とした物語構成。ちょっとしつこいかなという重層感、もう少しすっきり単純にしても良いのかなという気もする。ごてごてとした重圧感ある物語です。篠田秀幸の特徴ですね。名探偵「弥生原公彦」の活躍はやっぱり物語後半になってしまうので、名探偵「弥生原公彦」が登場すると段々人が死んでいく、それも連続的にという構成は、いずれの作品でも同じです。

閲覧数2,138 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2009/03/06 22:21
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