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2009年12月07日(月) 
 谷戸坂を登り、港の見える丘公園から新山下の崖の上を通って小港に至る絶景ロード。

 途中、海側の展望が一気に開ける場所があり、崖っぷちに立つと、ほぼ180度見渡すことができる。地元の人に聞いたら、このあたりを見晴台と呼んでいるという。
 そういえば、その丘の下を通り抜けているのが見晴トンネルだ。

 見晴台をさらに進むとワシン坂が現れる。

 
 ↑ワシン坂下

 この坂名の由来については、いくつかの言い伝えがあって、これといった定説はない。
 多くの資料、文献に出てくる説は以下のもの。

(1)日米ワシン条約にちなむ名称という説。
(2)坂の下に「湧き清水」があり、その「わきしみず」が訛って「わしん」になったという説。
(3)ワシンさんという外国人がよく散歩をしていたという説。
(4)開港後に来日した外国人を「ワシンさん」と俗称したという説。

 どれもそれっぽいが、どうもね……。

 私としては5番目の説として「鷲見坂」説を取り上げたい。
 この坂、むかしから鷲見坂と呼ばれていたそうだ。高台から鷲が飛んでいるのを眺めることができたのだろう。
 もしかしたら鷲ではなく鳶だったのかもしれないが…

 そう思って坂を歩いていたら、こんなものを発見した。

 

 NTTの電話ケーブル用の電柱。そこにケーブルの名称が書かれているのだ。
 
 鷲見坂支とあるのは鷲見坂支線の略である。この坂は昔から鷲見坂と呼ばれていたと考えてもよいだろう。

 

 当然、谷戸坂側にもNTTのケーブルが来ている。こちらは谷戸坂支線というようだ。
 この道の両サイドに坂の名前を使ったケーブル名が残っていることになる。

 元町側の谷戸坂に「谷戸坂支」。
 小港側のワシン坂に「鷲見坂支」。

 「わしみざか」が転じて「わしんざか」となったと考えるのが、すっきりすると思うのだが、いかが。

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メタ坊

閲覧数4,262 カテゴリ山手・新山下方面 コメント2 投稿日時2009/12/07 15:34
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