「フォーラムのつくりかた」の勉強になります。
もっと早く知っていたら新幹線にのっていったのにーーー。
12/9(日)の本番に向けて、ネットデイ若宮小の準備もほぼ整ってきました。 「子ども達に情報教育環境を!」というスローガンで1995年に米国シリコンバレーにおいて、教育関係者やIT企業経営者によって始められたNetdayは、クリントン政権の後押しもあって全米に拡大し、わずか3年間で9割の公立学校にボランティアが高速回線を引き込むという偉業を成し遂げました。 この動きはすぐに日本にも波及し、先進的な教育者や市民起業家たちによって1996年から単発的に実施されてきました。日本でネットデイが拡大しなかった理由は、当時、教育・政治・地域の理解が得られにくかったからで、1999年から姫路を中心に始まった「はりまスマートスクールプロジェクト(HSSP)」は、ネットデイ自身を「地域づくりの切り札」と位置づけて全国に拡大する活動に育て上げ、2005年度には政府のIT重点施策である「IT政策パッケージ2005」に取り入れられ、政府プロジェクトとして推進されました。 ネットデイについては、 http://www.netday.gr.jp/ HSSPについては、 http://www.ssj.gr.jp/hssp/ これまで3ヶ月、実行委員会を5回、事前工事を3回行い、少しずつ人の輪を広げるとともに、校舎内の配線工事を進めてきました。「ネットデイで教室をつなぐことで、学校を中心に地域の人がつながる」。ネットデイの効果は、時間と手間をかけて、じっくりと確実に、ひとりひとりの持てる力をゆるやかに束ねて、大きな大きな成果を共有することにあります。 子どもも帰り、先生の姿もまばらになった校舎の中で、昨日はネットデイの成果として可能になる「遠隔交流学習」のデモンストレーションの準備に、ひと汗かいていました。同じ日にネットデイを開催する銚子市立飯沼小学校、昨年ネットデイを実施した館山市立豊房小学校という千葉の2校と若宮小学校の体育館をつなぎ、こどもたちがインターネットを介してリアルタイム交流をしようというのです。 中継場所となる体育館はまだ接続ができていないので、昨日はパソコン教室を使って三元中継の接続テストを行いました。各校の先生、教育委員会職員、お母さんボランティアが待ち受ける千葉と回線が繋がったのは予定の16時30分。若宮小側では、校長先生と教頭先生が、子ども達の交流会議のシナリオを手に、進行の打ち合わせをしました。 こんなことが手軽にできるようになったのはSkype(スカイプ)というソフトのおかげ。べつに臭ったりしませんし、無料で高品質なテレビ電話が実現できる優れもののシステムです。これがなかった時代は、1時間の会議をするのに数十万の費用がかかっていたりしました。今から思うと、怖ろしい時代でした。 会議室では、休暇を取って若宮小に来てくれているこうりゅうびとさんの姿が。ネットデイでは「ビデオ編集班」の班長さん。班員がいるのかいないのかまだ不明というところが、ネットデイの「ええかげんさ」でいいところです(笑)。事前に撮りためたビデオテープをもとに、当日開通式のあたまで流す「感動のVTR-ネットデイ若宮小への道」のビデオ作成に頑張ってくれていました。ネットデイ当日前半までのメイキングが映像と音楽で参加者全員のハートをブレイクする。今回もいい作品ができそうです。 しかし、せっかくの休日、自宅で静養しなくては激務に身体がもたないでしょうに...おバカな人です。当日は三田市立ゆりのき台中学校から8名の若き助っ人たちも駆けつけます。一家でネットデイを支えてくれるDiggerさんたちにも逢えます。ネットデイの日は、さながら「地域づくりの同窓会」という感じでしょうか。 ネットデイに限らず、地域はこんな素敵なおバカさんたちに支えられて、少しずつ未来に向けて歩み出しています。みなさんも、そんな奇特な人たちに、逢いにきてみませんか? (病気が伝染しても責任は負えませんが...笑) ネットデイ若宮小 2007/12/9(日) 9:00-15:00 08:30 受付開始 09:00 開会式 09:30 作業開始 12:00 昼食 13:00 作業再開 14:00 開通式 15:00 閉会・解散 http://hyocom.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=39250&bbs_id=3 |