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2010年05月23日(日) 
書名:金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った
著者:安部芳裕
発行所:徳間書店
発行年月日:2008/9/30
ページ:338頁
定価:648 円+ 税

 経済学の根本に疑問を提起している本です。お金の本質、それに金利をつけるシステムを当たり前に思っている。そんな世界の常識に問題を提起しています。事業を始めるとき自己資本を持っている人は自分のお金で事業が始められる。でも大抵は銀行から資金を借りて、事業を行う。勿論金利以上の利益の出る事業を。ところが世の中には利益は出ないけれどやらなければならないこともある。でもどちらも同じ経済理論の中で論じられる。

 資金を借りた企業は利益、利益。金利、金利と。事業規模を拡大していく。すると金利も莫大に。政府もまた銀行からお金を借りている。金利は次の借金で支払う。こんな金融システムを作ったのはロスチャイルド、ロスチャイルドが今も世界を支配しているという本です。

 トンデモ本というところもありますが、検証、論理構成などは少し幼稚。でも面白い着眼点。アメリカスタンダードの歴代の政府の政策など納得できるところも。景気不景気、株の大暴落、大恐慌はこの経済システムがある限り、当然起こりうる現象。こんなときに得をするのは実は胴元(銀行)ということは歴史が証明している。公的資金(税金)を投入して私企業の銀行は救済されている。その資金は返済されることはない。貰いどくの無茶苦茶な世界。とても公正とはいえない。世の中を見つめるときこんな視点も必要かなと思います。

本書より
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歴史の流れを決めてきたのは公正な取引における合理的な計算などではない。経済的な権力は、武力や威嚇、詐欺、公然と行われた窃盗によって手中に収められてきたのである。しかし経済学者は価格は公正な市場均衡点で落ち着くと説明し、(中略)世界が架空のしかも「おとぎ話」のような素晴らしい世界であるかのように、公正な市場がいかに機能するかという研究をつづけている。


Anti-Rothschild Alliance<反ロスチャイルド同盟>
http://www.anti-rothschild.net/
アシスト:コラム(Our World) / ビル・トッテン関連情報
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/index.html
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題名:No.306 今日の世界経済を理解するために
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1…1_629.html

閲覧数2,178 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2010/05/23 22:09
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