6月2日は
開港記念日。子どものころは「学校が休みになる日」という認識しかなかったが、
今では
開港を記念する節目の日だと思っている。ましてや横浜市では2年後の開港150周年へ向けて、行政を中心にさまざまな行事が展開されている時期だけに、重みも変わってくる。
と言いつつ、横浜で生まれ育って27年の私は開港を記念する「横浜開港祭」に足を運んだことがなかった。
これはいかんと、6月2日は開港祭を含め、関内・みなとみらいエリアを歩いた。
山下公園で開催されていたのは
「横濱ドラゴンボート」。
20人の漕ぎ手がボートを操り、レースを行う。
全員の息が合って真っ直ぐ進む船もあれば、左右に蛇行する船もあり。
参加者は会社のグループなどもあり、「優勝したら社長から100万円」というボーナスが出る会社もあった。
開港祭会場へ向かうと、海王丸が展示されていた。
近くで見るとやはり大きい。
今年の開港祭は天気も良く、毎年参加している関係者によると「例年より人が多い」とのこと。
写真は市内の若手商店主らによるグループ
「ハナノアナ」のブース。子どもが店を手伝える企画も成功で多くの人を集めていた。
南区担当の私に対し「ここは南区じゃないよー」という声をかけられたが、横浜で仕事をする以上、開港祭は外せない部分でもあると感じている。
しかし、同時に「ここだけが横浜ではない」とも思う。
そこが360万都市の難しいところで、開港150周年への取り組みも港に近い地域とそうでない地域で温度差が生じるかもしれない。
市民の意識を変えるのは用意ではない。
あと2年、時間はあるようで意外にないのかも知れない。