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2008年03月11日(火) 
考え事のためのメモ
=================きょうの考える素材===============
◆「情報化社会」に市民が参画しなければならないという問題意識
◆これは、何もしないままでは、地球は持続していかないという危機意識に裏打ちされている。
◆「情報化社会なんて、なければないほうが、ラクであろう。ただし、それでは立ち行かない」のだ。
========================================
◇上記の「このままでは地球は持続していかない危機意識」は共感・理解可能。
◇ただし「ねばならない系」は続かない。運動のための運動に陥ってしまいやすい。
=組織的な押し付け、圧迫感、閉塞感に転化したとたんに、全体が沈静化する。

◇そこで、設計されなければならないのは、みずからのアクション自体に楽しさ・歓びを感じる、組織デザインと情報の回路。
◇けっして、大きな目的のために個の意思を統括したりしてはならない。
(どんな至高の目的にみえても、それが個によって選び取られたものでないとき、抑圧の亜種に転化する)
◇また、他者が設定した目的の「手段」としてひとびとを位置させてはならない
=個を「下請け」にしてはならない

個の自由な発言・表現は担保されるべきである
⇒どこまでのネガティブを許容するか?そのラインの設定。

個の表現に出会った個が、さらに表現する「連鎖」



◇ゆるやかな価値共有のクラスター(出入り自由、ソーシャルブックマークタグ付け、ブログリング、SNS?)において、自分のための勝手な、利己的な行為が利他的な行為に転化する仕組みはないか。
◇自分の歓びが他人の喜びになる。
◇利他的な行為をしようと思わなくても、DBがあることによって、利己的な行為が利他に転化する。

梅田望夫さんのいう「文科系のOpensource」
あるいは見田宗介さんのいうところの[連合体」(association=Personal and prevoluntary,意思的かつ脱人格的な関係の社会)「交響体」「交響圏」(symphonicity=Personal and voluntary、意思的かつ人格的な関係の社会)をどうつくるか

⇒つくりたいクラスターは=「意思的な」クラスターかも。
⇒では何に対して「意思的な」クラスターか?


「情報化」by 見田宗介(社会学入門/岩波書店、P159)

「情報化」は、他のところで考察してきたように(「現代社会の理論」第四章)、その可能性の核心においてみるかぎり、工業化の技術とは対照的に、有限な物質資源の大量の採取解体ということなしに、無限の価値の増殖を可能とする技術、あるいは無限に新しく展開しうる幸福と感動の鮮度の持続を可能とする技術領域であり、このようにしてそれは、高次化された「安定平衡系」としての社会の存立を、この惑星の条件の下で可能とする技術の領域であるからである。


閲覧数6,027 カテゴリNote コメント1 投稿日時2008/03/11 19:06
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2008/03/11 22:01
    『では何に対して「意思的な」クラスターか?』
    自己言及的ですが、これは、「意思的であることに対して、意思的な、クラスター」、ではないでしょうか?
    つまり「そういう」仕組みがあって、「そう」しないと中身も入らないような、そんなクラスター。

    ルソーの『社会契約論』での議論の進め方に似てくるような。

    次項有
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