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2011年09月15日(木) 

農村で六次産業を起業しようと志す人材を育成する
研修を和田地域でも受け入れられないか。
そんな想いで和田地域づくり協議会『WAO!』として、
「鯨」をテーマにプログラムを練り上げた今回の研修。
鯨と言っても、海に生息する鯨だけではありません。
イノシシは「山鯨」とも呼ばれ、「海鯨」に並んで
和田地域には縁のある「鯨」なんです。

日本に4つある捕鯨基地。
網走(北海道)、鮎川(宮城県)、太地(和歌山県)、
そして、南房総市和田町にある和田漁港。

和田地域には鯨食文化を普及するプロモーション活動を
料理店や民宿の女将さん達を中心として行っている、
「鯨食文化研究会おかみさんの会」があります。
私の同級生のお母さん達の世代が多く所属しており、
若旦那衆は同世代が数名いるという事もあって、
個人的に活動のお手伝いをさせてもらっていました。

今年で4回目を迎える「鯨料理と月見の会」。
現地イベントの運営を体感しようという研修が1日目。

10時にJR南三原駅集合。
朝8時半から仕込みを始めた女将さん達より少し後に
和田地域福祉センター「やすらぎ」に入りました。

イベントスタッフとして一昨年前から参加している
千葉県保健医療大学の学生さん達にまじって、
おかみさんの会代表の櫟原八千代さんのレクチャーで
和田町の歴史についてお話をうかがいました。

その後、施設内の調理室で作った地元料理人達による
鯨料理を「鯨オードブル」という商品にするために
パック詰めしていく作業をお手伝いしました。
研修生は男性3名女性1名、皆さん飲食業界とは縁遠い
お仕事の方でしたが、真剣な表情で調理補助をして
いました。

あっという間にお昼になり、まかないを頂きました。
地元食材をふんだんに入れた炊き込みごはん。
心のこもった女将さんの味でした。


午後は会場設営のため和田浦海水浴場駐車場へ。
炎天下の中、商工会青年部の皆さんと一緒に
テント設営や備品搬入などに汗を流しました。
イベントは17時からなのに、16時を過ぎると、
どこからともなくお客様が集まってきました。

鯨料理は17時を待たずに販売開始。
最前線で働く女将さん達の裏方として研修生達も
鯨料理の販売に携わりました。

イベント開催日の9月11日は十五夜の前夜。
月見の会といえど、今まで3回開催して一度も
顔を出さなかった月が、今年初めて海から昇りました。
海面が月の明かりに照らされて何とも言えない夜です。

今年のメインイベントとしては、打ち上げ花火です。
南房総市内で12箇所で打ち上げられてきた花火も
和田浦が最後でした。

それともう一つ、よしもと芸人が司会進行を務めて
コントも披露されました。
千葉県担当の新人芸人「ゴールデンボーイズ」
うーむなカンジはご愛敬、生で観るお笑い芸人に
みんなの笑顔が明るく輝きました。


20時、まかないで鯨カレーを御馳走になった後は
片付け撤収作業が待っています。
チームワークの良い地元メンバーの尽力のおかげで
あっという間に撤収作業が進んでいきます。
この日の宿泊先のチェックインの都合もありで、
お先に失礼させて頂きました。

この日の宿は、自然の宿「くすの木」さん。
廃校を利用し、地域の皆さんが運営する宿。
くすの木さんに着くと研修生達もホッとしていました。

朝早く起きて南房総までやってきた研修生、
房州弁が飛び交うイベント現場、
威勢の良い働きモノの房州の女性達、
そして汗を流した後は美味しい鯨料理。

お金では買えない貴重な体験ができたのかな、と
数年前の自分に重ねて、また初心に帰る事ができた
1日目でした。

閲覧数2,164 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2011/09/15 14:30
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