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2011年10月31日(月) 
書名:八十八夜物語(上)
著者:半村 良
発行所:論創社
発行年月日:2008/12/30
ページ:491頁
定価:2000円+税

書名:八十八夜物語(下)
著者:半村 良
発行所:論創社
発行年月日:2008/12/30
ページ:533頁
定価:2000円+税

半村良は「人情噺」と「SF」の融合というテーマの作品が多い。また自らを芸人に例え噺家のように物語の語り部として、観客の前に顔を出すといった感じでサービス精神旺盛な作品が多い。世の中の流れ、動きに敏感なところ、またそれとは別に世の中の動きは無視してひとり一本道を行くというところもあって、飽きさせない作品が多い。この八十八夜物語は電気会社のOLが入社1年もしないうちに、OLの仕事に限界を感じて一念奮起して、銀座でホステスとして生きていくというサクセスストーリーです。作者もバーテンなどの経験から夜の銀座の情景、雰囲気などそこに生きる人々を生々しく描いている。平凡に家庭に入ってしまった女とこの物語の主人公加納妙子のようにホステス、店を持ってママになりその後、旅行業、ホテルなどに進出していく実業家となっていくそんな女の生き様比較も面白い。夜の銀座のうごめく女達への半村良の応援歌という人情が良く出ている作品。作者晩年に近いころ病気で中断を余儀なくされた連載小説です。半村良の作品の中でちょっと異色な作品。素直な目で見ている(著者はどこか斜から見ている視点が特徴だった)一直線で加納妙子を応援している人々、そして作者自身も応援していることを隠さずに出している。

閲覧数1,708 カテゴリ本に出会う 投稿日時2011/10/31 23:44
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