千葉県茂原市にあるパナソニックの工場の休止。それを受け、茂原の工場の正社員の方々が、兵庫県姫路市の同社工場に異動が報じられました。 その茂原の工場なんですが。 5年前に、千葉県と茂原市より、企業立地補助金を受けて、誘致されたことが問題になり、千葉県でこの補助金制度について、見直しが検討していることが、明らかになりました。 一定期間以上、事業展開をしなかったケースについて、企業立地補助金の返還を求める規定を盛り込むようです。 この茂原の工場に対する補助の総額は千葉県が50億円、茂原市が40億円。15年間の分割交付で、すでに千葉県より20億、茂原市より13億の交付を受けています。 専門家の話として。 自治体が企業誘致のための補助金についての返還規定を設けているのは少ないそうです。 千葉県はご存じの通り、木更津市のかずさアークの第三セクターの会社がかなりの負債を抱えている状態。 千葉県としての企業誘致に関わる施策に問題点がなかったかどうか。 私は。 地元に企業を誘致をするために、予算をかけることには異を唱えませんが。 企業と地元自治体が、そのためにかかったコストを回収できる見通しが、あるかどうかだと思います。 畑違いになりますが、バブル経済の時のリゾートブーム。地方にあらゆるリゾート関係の施設ができ、それをみこした公共事業。今現在、特に安房地域では水道の問題が今後どうなるか、不安視されています。 私たちは、自分たちの地元自治体が何をして、地元のためにやっているのかどうかを、しっかり、見ていくべきであります。けして、無関心でなく。強い、関心を持って。 |