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2011年12月01日(木) 
元国際大学GLOCOM教授の丸田一さんから、前触れもなく来訪の電話が入った。あまりに突然だったので、電話先でピンとこずに「どなたですか?」なんて他人行儀に素性を確認したくらい。実に3年振りの再会だった。GLOCOMで丸田さんには、公文俊平先生が立ち上げられた地域情報化ネットワーク「CANフォーラム」の事務局として屋台骨を背負って戴き、全国各地のやんちゃなアクティビストたちの手綱を捌きながら、現在の情報化の礎を創ってもらった。國領二郎先生が地域情報化の大隊長とすると、私たち小隊長を束ねる中隊長として大活躍された御仁だ。大恩人の来訪に心躍らせて姫路駅までピックアップに向かった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E7%94%B0%E4%B8%80

久々の丸田さんは以前とまったく変わらない笑顔で約束の改札前で待っていてくれた。おひとりかと思っていたら「うぶすな」の増渕さんという美人と一緒。そういえば来姫の用件も確認せずにひとりと思い込んでいたわけだが、インフォミームまでの車内でほぼ概要はつかめた。丸田一事務所とうぶすなは、現在「おもてナビ(おもてなし+ナビゲーション)」というAR技術を活用した観光ナビゲーションシステムを秋田市で提供しており、平成の大修理まっただ中の世界文化遺産姫路城の観光支援ツールとして活用することができないか打ち合わせに来られたのだった。
http://omotenavi.jp/

「おもてナビ」は、まち歩き観光の時に必要とするルート情報や諸施設の観光情報等を、地図上のみならずAR機能を用いて視界に重ね合わせて提供したり、インバウンド観光を促すため英語・中国語・韓国語など多言語対応を行ってナビゲートできるシステム。姫路では数年前に、「i-GUIDEプロジェクト」というグループが実現しようとした仕組みが、まさにそこに実現されていた。
http://i-guide.denpakudo.jp/jp/

「おもてナビ」のネックとなるのは、ナビゲーションのためのコンテンツづくり。丸田さんはここを逆手にとって、地域住民の自発・自律・連携・協働により埋めるとともに、持続的な情報基盤構築に繋ごうと考えられていた。そこで真っ先に旧知であるわたしのところに相談に来られたのだった。5年目を迎える地域SNS「ひょこむ」のネットワークには、コンテンツ制作はもちろん地域情報のイニシアチブを担う人的つながりが可視化・連携している。丸田さんの狙いは、「おもてナビ」と「ひょこむ」が連携することによって容易に補完できるものであるとともに、防災や教育など観光目的だけではない多様な生活シーンへの活用が具体的に見いだせるに違いない。
http://hyocom.jp/

「おもてナビ」のランニングコストは、コンテンツ制作を地元で賄うことにより年間僅か数十万で済む。地域情報発信、地域社会活性、情報コンテンツの地産地消を実現するツールとしてはあまりに安価だ。観光地に設置されている地域SNSは少なくない。「おもてナビ」と「OpenSNP」をシステム連携させる意義は、相当に大きいと考えられ一息ついたら具体的な手法の検討に入りたいと考えている。

閲覧数1,202 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2011/12/01 08:20
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