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2012年04月16日(月) 
佐用町平福は、剣豪・宮本武蔵初対決の場として知られる宿場町。旧くは播磨から作州へと続く因幡街道随一の宿場町として栄えたところで旧跡が数多く残っています。この日も熟年カップルを中心に多くの観光客が訪れていました。因幡街道沿いに連なる町並みには格子などの意匠が施されていて、街道裏になる佐用川沿いには、川座敷や土蔵群が軒を連ね、訪れた人々をノスタルジックな気分にさせてくれます。

宮本武蔵決闘の場に五輪書序文の一節の碑があります。宮本武蔵は13歳のとき「何人なりとも望みしだい手合わせいたすべし、われこそ日下無双兵法者なり」という、新当流の達人・有馬喜兵衛の高札を見て、金倉橋のたもとで初勝負をいどみ、一刀のもとに倒したといわれています。

『ばあやの桃園』最寄り駅(徒歩3分)である第三セクター智頭急行平福駅は、全線高規格高架線の智頭急行線にしては珍しい地平駅。駅名表示は一枚板に彫られている立派な武家屋敷風の立派な駅舎は「近畿の駅百選」に選ばれています(施設はトイレと待合室しかありません)。

ひょこむカーで平福に到着したときの気温は12度。ひんやりしたその風に、姫路とは数度違うと感じたのもつかの間、4月半ばとは信じられない強い日差しを浴びて10度近く上昇。帽子をかぶっていたのに「まっかっか」になってしまいました。

軽四輪が一台やっと通れる桃園までの農道脇には、山水仙が鮮やかに色づいて風にそよいでいます。背後の利神山には、400年近く前の江戸時代初期に廃城になって頂上に石垣だけが残っている利神城趾があり、林を抜けると突然、壮大な石垣群が現れ、天空の城ラピュタさながらの幻想的な眺めがあるとか。登山口から30分くらいというので、ぜひ次回は登ってみたい。

『ばあやの桃園』は、農道と接した線路脇の場所。智頭急行線を爆走する「スーパーはくと」を間近に楽しめるカメラスポットでもあります。多くの参加者が「桃のバックにスーパーはくと」という構図の写真を撮影していました。

参加者は総勢約20名。10時前から集まり始めて、まず最初に桃の花やつぼみを「摘花」します。ひとつの桃の木で収穫できる実は100~120個。これに対して花は30倍くらいつくので、栄養がきちんと集中して収穫する実に届くように、上向きの花な一カ所に集中したつぼみを摘むのです。

桃の花は、「白桃花」と呼ばれる生薬で、利尿にはたらく成分が含まれているそうです。実際に利尿剤とかむくみの解消、下剤として用いられるくらい。目立った栄養素はあまりありませんが、女性をきれいにしてくれる要素はたくさんらしいです。お風呂にいれて入ってもらうとお母さんに喜んでもらえると、次男はビニール袋いっぱいに摘花を楽しんでいました。

桃の木は30本あまり。素人ですからときどきとってはいけないつぼみを摘んでしまうシーンも多発しましたが、とてもとても大変な人海作業。お百姓さんはたいへんだなぁ~。これからは、もっともっと桃を大切にいただきます。

作業が一段落したら、楽しい飲み会。久々の懐かしい顔もあり、新しい出会いもあり、みんな和気藹々とコップをあわせながら、オヤジさんが用意してくれた佐用名物「ホルモン焼きうどん」と持ち寄りのバーベキューでうららかな春の午後を、冬の間に充填したパワーを吹き出した自然のただ中で楽しみました。

「オヤジバンド」のフォークも最高!
ガンコオヤジさん、ばあやさん、本当にありがとうございました。
ご参加くださったみなさん、また楽しくいっぱいやりましょう♪

閲覧数1,016 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2012/04/16 08:40
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