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2012年06月28日(木) 
書名:ここに古代王朝ありき 邪馬一国の考古学
著者:古田 武彦
発行所:ミルネヴァ書房
発行年月日:2010/9/10
ページ:362頁
定価:2800円+税

「邪馬台国はなかった」は魏志倭人伝を改変・読み替えをしないで理解するという視点で文献解釈をした本ですが、この本はいま出土している遺跡、鏡、剣、矛、銅鐸、古墳などの分布を比較しながら邪馬壱国の位置を推定していく。

歴史と言いながら科学的な証拠を次々積み上げて推理していく、古田武彦の方法について、そこまで調べないといけないの?という疑問を持ちながら、いや感心しながら読み進めました。
細心の注意を払いながら大胆な提案をしていると思います。邪馬壱国の確定もそれなりに興味ありますが、それ以上に文献を調査していく方法論に情報処理の方法に通ずるものがあるように感じます。インターネット時代になってもやっぱり情報の収集、解析、加工、編集、そして何よりも大切な情報源の確定、原資料にあたる。これは大いに参考にすべきこと。そして現地におもむく現場主義。今までの学会にあまりにもショックを与えすぎたのでやっぱり無視という姿勢を押し通しているのかも。既存の学者が反論するだけ勉強していない。そんな気もしてくる。

閲覧数1,178 カテゴリ本に出会う コメント0 投稿日時2012/06/28 18:54
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