今日もkiyo劇場へようこそ。

皆それぞれに毎日それぞれの劇を演じている様なものですね。

昔妹が縁日でひよこを買って来た。

そのひよこは思いもかけず、鶏まで育った。

ひよこは可愛い。にわとりもそれなりに。。。かわいい。

でも、ひよこからにわとりに変化する途中のなんともグロテスクな

怒った様なその形相はかなり気持ち悪かった。

この頃の自分の顔を見ていると。その頃のひよこだかにわとりだかどちらとも

呼び難い「ひわとり」を思い出す。

５０代になって思うのは、人生で一番綺麗な時は、３０代後半から

４０代前半の様な気がする。２０代はまだ青い。

その頃は、まだまだ若くて、「新婚さんか？」とか「学生さん？」とか

間違えられた。

スッピンで来客用にビールを買いに行ったら、身分証明書の提示を要求されて、

私の歳を確認して、苦笑された。

今も視力の悪いオバアサンやオジイサンからは、「これから子供を産むのか？」

と（お世辞で）言われる事は辛うじてあるけれど、抗い難いものが

毎日を覆っている。

いっそ顔を見て電車で席を譲って貰える様にでもなれば、清々しい気持ちに

なれるのか？

現在老人になられている方々もこういう気持ちのトンネルを通り抜けられたんでしょうね。