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2014年12月31日(水) 
書名:震度0
著者:横山 秀夫
発行所:朝日新聞社
発行年月日:2005/7/30
ページ:410頁
定価:1800円+税

横山秀夫の作品を初めて読んだ。阪神大震災の朝、700キロ離れたN県の県警本部警務課長・不破義人が姿を消した。ところから物語は始まる。キャリア、準キャリア、叩き上げの立場で微妙に変わる警察組織の本質をじわりじわりと描いている。ノンキャリアの不破は県警の内部事情に通じ、人望も厚い。その彼が何故居なくなったのか?背景に阪神大震災の被害状況が報告されてくる中、N県の県警本部の中では課長以上の人達によって不破課長捜しが行われる。そして県警組織全体の危機に発展していく。ちょっと作られすぎた作品。現実味が欠けている。何となく頭の中で志向したフィクションという感じがした。

閲覧数1,438 カテゴリ本に出会う コメント0 投稿日時2014/12/31 18:09
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