本年2月の兵庫県議会の本会議。 一般質問をしたある議員が、発言をしながら手話を用いたことに対し同県議会事務局が、 議会の品位に反する という理由で注意をしていたことがあきらかに。 その本会議のあとの議会運営委員会で、一部の委員が、 冗長な行為 という指摘を受けての注意のようです。 その一般質問があった当日、傍聴席にあらかじめ手話通訳者がついていたそうですが、議員自らの発言に際し、手話でもって伝えるのは自然ではないでしょうか。 議会事務局や問題として指摘をした議員は、議会の品位に反するのでなく、単純に相手の立場を理解していない。つまり、手話というのを否定をしているのではと、受け取らざるをえないです。 大変残念であるし、遺憾なことです。 昨年10月に兵庫県議会は、手話を言語とする法律の制定を求める請願を可決しています。 今回はその請願そのものも否定するのと同じです。 実は今月から兵庫県内の加東市、篠山市、神戸市、三木市が手話言語条例を施行。 また、兵庫県内のろう者の方が、統一地方選に臨まれる動きがあったようです。 自分たちのおかれている現状を何とかしたいという想いに、政治が水を差すようなことがあってはならないと思います。 私の地元の千葉県には、 障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例=通称・千葉県障害者条例 があります。 この条例をめぐって、やはり、千葉でも誤解や偏見がありました。でも、多くの障害福祉に関わる方々の後押しでできた条例です。 本日26日。 統一地方選である地域の選挙が大変、重みがあります。その結果いかんによっては、この国の障害福祉の将来に関わるといって言い過ぎないぐらいのところです。 しっかり、スポットをあてていきたいです。 今回の話題は本年3月15日の毎日新聞のネット版の掲載を参考に書きました。 |