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2016年02月28日(日) 
自宅へのお土産用として購入した「三島うなぎ」は、凍った保冷剤に囲まれて保冷パックに入れて、ゆりかもめとともに浜名湖佐久米駅の名物スポット「うなぎのさくめ」に寄ってきました。ご家族で営業されているのでしょうか、お店はお父さんとお母さんとお兄さんとお姉さんの四人。お姉さんはお嫁さんかしら。ご近所の方々らしい、おじさんグループとおばさんグループがお座敷で歓談されていました。地元の人が食べに来る、それも本場浜名湖のうなぎ屋さんですから、美味しくないはずありませんよね。

さくめさんは、浜名湖でもいまはほとんどなくなった天然うなぎを料理するので有名なお店。漁は4月から解禁で11月まで。仕掛けは昔ながらの竹でできた罠です。さくめでは、浜名湖の水で3日間泥を吐かせ、地下水でさらに3日程泳がせてから調理します。この日はあいにく禁漁期で、天然ではなく養殖モノでしたが、再訪する理由ができました。浜名湖の「ウナギ取り漁師」は高齢化が進み、後継者がいないことから、もうすこししたら天然モノに出逢えなくなると危惧されています。遠州灘につながり海水と淡水が混じる浜名湖の天然うなぎは、淡水で育ったものとは味が違うので、なくなってしまうのはとても残念です。

関東では、うなぎは背開きにしますが、関西(特に京都)は腹開きです。焼き方も関西風は頭をつけたまま素焼きにしてすぐタレをつけて焼きますが、関東は頭を取って白焼きにし蒸してから蒲焼きにします。関東風の方がふっくらしているのは、この工程のためです。また、関西では皮が固くならないように最後に一度しかたれをかけないのですが、関東はたれをつけながら焼き上げ色よく仕上げます。同じ蒲焼きをつくるのも方法が違って面白いものです。「さくめ」は関東の背開きで、素焼きにしてタレに一度だけ浸けて出される、関東と関西のハイブリッドで独特なものでした。

メニューは、大(3,700円)、中(2,500円)、小(1,400円)で、それぞれ1.5匹、1匹、半匹と、ご飯に乗せたうなぎの量が違います。以前は大は提供されていなかったそうですが、あまりにうなぎが美味しいので、常連客が別注でオーダーしていたものが口コミで広がって、メニューに載せられるようになったそうです。ぼくは中を頼んだのですが、おじさんに頼んであつかましく大の写真も撮らせて頂きました(笑)。すごい迫力ですよ~。うなぎの他にも、浜名湖で獲れるスズキやキス、カレイなどを使った料理も、新鮮で美味しいそうです。

注文してからしばらく時間がかかるのは、オーダーをきいてからうなぎを開いているから。鮮度120%の鰻丼が配膳されます。焼きはもちろん炭火の遠赤外線で。テーブル席(座敷2卓・テーブル1卓)ではなく、カウンター席(5席)に座ると、うなぎが料理される一部始終を、目の前で見せてもらえます。ぼくはテーブル席でよかったかも。これだけのクオリティとボリュームのうなぎをこの価格でいただけるなんて、とてもとてもリーズナブル。大変美味しく完食しました..(^^)

閲覧数1,082 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/02/28 06:47
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