2017年3月 地元新聞社への未採用投稿 それでは原文公開します。 昨年12月の私の投稿で書きました通り、内房線に関する陳情書を7つの議会に提出し、館山市議会において全会一致で採択をいただきました。 私個人としては3度目の挑戦での結果でした。 私はこの陳情書を通じて、地方議会について思うところを書きます。 議会に対して文書を通じての方法は、請願と陳情があります。前者は議員の紹介が必要で、後者は議員の紹介は必要はありませんが、議会によっては議会の審議に付さずに、そのまま、議員全員に配布のみになります。また、これも議会によっては地元に住所のない方が陳情書を出す場合でも、同じことになる場合があります。 安房地域の議会においては、請願・陳情を双方審議をする議会、請願だけしか審議をしない議会と対応が分かれます。 君津地域4市議会においては、請願または陳情ともに、提出者が付託先の委員会審議で発言ができる場合があります。 私のここまでの経験としては、やはり、どんなに想いある文書を出すにせよ、事前に議員さんとの接触・相談が必要です。請願であれば紹介をお願いする議員さんと異体同心でやらなくてはならないようです。 当然、そのための準備時間も必要になり、私が昨年12月にだした陳情書は、議員さんからの立場としては、タイトに感じたようです。 準備も必要ですが、なるべくリアルタイムに取り上げていただく事項もありますので、いわゆる、通年議会のご検討をお願いしたいです。 鴨川市議会においては、定例会の本会議を傍聴される方に、提出された議案の細部を冊子にしたものを貸し出しをしています。 実際に私もその場で、お借りをして、本会議でなにを議題にしているのかが、わかるので、大変便利です。 おそらく、このような貸し出しをしているのは鴨川市議会だけだと思います。 館山市議会では議会基本条例に基づき、議会報告会を開催しています。また、ある地方議会では首長さんが住民の意見を聞く懇談会のような集まりを、その議会議員が分担してやっているところもあると聞きます。 昔から、開かれた議会といわれますが。近年、地方議会に対する厳しい目が向けられています。 議会全体を理解をしていただくためには、いままでの仕組みにとらわれない、例えば、傍聴者が集まりやすい曜日に議会を開くとか、議場がある場所以外で、審議を開くとか。 請願や陳情を出すにせよ、パソコンがない方のために、前もってのひな型を用意するのも必要に思います。 私としては、壁や距離感を感じない地方議会であってほしいと考えます。 |