気分転換に友達たちの社会起業家イベントの宣伝を。 上の記事はこちらでhttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080707-OYT8T00282.htm 世の中には、いろんな社会問題がある。 たとえば、年間3万人を超える自殺者数、自殺を思いつめた挙句に無差別殺傷事件を起こしてしまうほどの雇用不安や生活苦。 あるいは仕事と子育ての両立の困難、大学に入ったのにキャリア教育の不備によって自分のしたいことがわからずに横並びの就職活動に甘んじてしまった結果としての「3年後の離職」(とその後のワーキングプア層の増大)。 大都市への大学進学と同時に優秀な人材が故郷から流出してしまうがゆえの地方経済の破綻や、農業の人手不足による食糧自給率の低下(アメリカや中国からの輸入が6割!)。 林業の人手不足は山や田畑を萎えさせ、そのまま環境破壊につながっていく…。 とにかく、社会問題はどんどん増えている。 これまで、そうした社会問題の解決を担ってきたのは、政治や行政、市民運動などだった。 しかし、どんな問題の解決にも金がかかる。 そして、国や自治体には既に金がない。 しかも、それらからの助成金や市民からの寄付によって長らく活動を支えられてきた市民運動も、運動家は増えるのに、寄付を与える団体は増えないので、解決活動が立ち行かなくなってきた。 そんな時代に登場したのが、社会起業家だ。 彼らは、社会問題を解決することをミッション(使命)とし、活動費を自前の事業を起こすことで捻出し(=つまり、毎日の働きそのものが問題解決になるという生き方を採用し)、社会問題の解決に持続的に取り組める仕組みを開発することで、政治や行政、従来の市民運動ができなかった解決のあり方を模索しているのだ。 しかし、誰もが社会起業家になることは、事実上、できない。 だからこそ、誰もが社会起業家を無理なく支援できる仕組みを作ることが、放置されている社会問題をできるだけ速やかに解決に導くアクションになるのだ。 ところが、経済産業省の調査によると、「社会起業」(※経済産業省のレポートでは「社会事業」)について、日本人の84%がまだ知らないという推計が出ている。 だったら、一人でも多くの国民に「社会起業」の存在と価値を知ってもらうことが最優先課題だろう。 そして、知ることによって、自分自身が無理なく社会起業を支援できる方法を一人一人が考えられるチャンスを作り出すことが、緊急課題といえるだろう。 従来のように社会起業家をヒーローのように持ち上げて「がんばってください」と口先だけの応援で他人事にしていられる時代ではないのだ。 自分の生活に無理のない範囲でできる支援のあり方を各市民が真剣に考えなければ、社会起業はこの国に定着しないのだ。 そこで現在、「社会起業支援サミット2008」という大規模なイベントが企画されている。 これは、全国から社会起業家を10団体も東京に招き、早稲田大学の大隈講堂に300人の市民が結集し、市民の側から社会起業家の活動や支援されたいことをヒアリングする機会を設けようというものだ。 mixiにも、既にコミュニティができている。 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3384475 公式サイトは、17歳の高校生が作ってくれた。 http://www.cccjp.org/ このイベントでは、学生が機動力を発揮し、大人のスタッフは知恵と経験を結集し、スタッフそぞれが自分のできるスキルによってイベントへの動員に動いている。 いろんな人材を巻き込み、大きなムーブメントになるように仕掛けていくつもりだが、こうしたイベント制作自体にも金や労力、人材などが必要になる。 学生には打ち合わせの交通費や飲食代の負担が大きいし、社会人スタッフには時間がない。 そこで、ヒト・モノ・カネの協力をみなさんに仰ぎたい。 活動原資となるお金には寄付を集めたいし、それは個人からでも企業からでもかまわない。 ヒトという点では、イベントのチラシをまいてくれたり、いろんなブログに公式サイトへのリンクを貼ってくれるなどのアクションをしてくれる人材がほしいし、イベント当日のスタッフワークを仕切ってくれるヒトや、大企業のCSR推進室のサラリーマンをイベントに出席させる交渉にアポって足を運べる人材もほしい。 大企業のCSR担当者が市民イベントに足を運んだという事実を作れば、このイベントを取材するテレビや新聞などの報道によって「大企業まで社会起業に関心を持つ時代なんだ」という認識を広く訴えることができる。 一人一人が社会起業の認知拡大に動けば、日本に新たな社会起業家が増えていく土壌を作ることができる。 それこそが、市民革命だろう。 この日記を自分のmixiや日記に貼り付けるだけでも、立派なソーシャル・アクションだ。 ぜひ、お友達にも読んでもらいたい。 今回僕はほとんど関わってませんが、ニート、大学生にオススメです。 30日はビデオカメラ持っています。 |