2018年5月15日 房日新聞社読者コーナー 今年4本目で通算96本目の投稿掲載 それでは原文を公開します。 すでに報じられています通り、東京から館山の下りの高速バスの夜の時間帯で、毎週金曜日に限り、館山駅止まり1本が休暇村まで延長。 また、具体的な運行期日は決まってはいませんが、長狭街道経由の都心への高速バスの実証実験が計画をされています。 一方、館山市内のタクシー会社1社が今月で撤退。 浜金谷、保田では最寄りのタクシー会社の営業所が閉鎖になります。 二次交通という言葉があります。これは鉄道駅やバスターミナルから、いわゆる枝線といわれる地域へのアクセスを指します。しかし、この県南地域においても、なかなか思うような二次交通の手段が生まれません。 地域によってはNPOや自治会が主体になって有償運行またはそれに準じたかたちで、二次交通を担っているケースはあります。 今年3月末に策定された富津市の地域公共交通網形成計画。あらゆる交通機関を対象に、全市民向けのアンケート実施、あるいはある地区の区長会が先例地に視察に出向くなどをしながら、今後の富津の公共交通をまとめたようです。 課題としては、 今年度末に完成の館山道に開設する浅間山バスストップの活用 バス路線の欠損補助のあり方 交通空白地帯へのデマント運行のアクセスの検討 があるようです。 特に3番目は安房地域でも共通課題であります。 さらに、昨年の規制緩和などで注目されている貨客混載。 すでに、千葉行きと東京行きの2つの高速バスで鮮魚または野菜を運んでいます。 これから館山市において、地域公共交通網形成計画の策定に着手されますが。 昨年度より座談会と表した集まりで、各地区で意見等を募り、今年度は計画の土台のための調査もされると聞いています。 大事なことは、ニーズがなにか。そのためのアクセス手段をどうするか。昨今のドライバー不足を踏まえ、旅客と荷物を効率よく輸送をする点も考慮が必要です。 かりに各種手段が示されたとしても、それを維持できるかどうかも考えなくてはならないです。 少なくとも国や県など補助に必要な条件、事業者の視点だけでなく、交通弱者や観光客の使い勝手のよさが、よい仕組みができあがるものと思います。 |