先月31日の富津のまちづくりを考える会集会に参加した方のあらたな文面です。 3日に掲載した内容と一部重複しますが、若干、手直しをして公開します。 袖ヶ浦市在住の方になります。 【平川いきいきサポートを利用している人からの「生の意見」】 交通弱者の問題は、私たちの袖ケ浦市でも深刻な問題です。特に、バスの本数が少なくバス停から離れた地域が点在する平川地域や根形地域では、不便を感じている人がいます。そのことが市の資料の「市の施策に対する満足度・重要度」の路線バスに対する満足度が低いことからわかります。 5月20日の平川公民館で開催された市長の「わがまちの今・これから」では、平川いきいきサポートの運転手さんから、送迎サービスを利用する高齢者から東邦病院まで行ってほしいという要望があるので、行けるようにしてほしいと意見がありました。 送迎を利用できる場所は、平川地区の病院、スーパー,公共施設と市内の主要病院・公共施設に限られ、今回話に出た東邦病院は木更津にあるため利用できません。 いきいきサポートは平川地区で送迎サービスの他、家事の手伝いやふれあい活動(交流サロン、話し相手や見守り)などをやっている団体で、会員登録している高齢者が利用できるサービスです。送迎は会員登録している人のみが利用できるもので、輸送事業として認可を受けた営業用車両(緑ナンバー車)ではないため、運賃を収受することはできず、経費は会費収入と距離に応じたガソリン代で賄っています。送迎を利用する場合は、距離に応じたガソリン代がかかります。 質問者より、東邦病院の他、君津中央病院や帝京大学ちば総合医療センターまでも利用したい要望があるとのことですが、これは難しい問題ですね。 中央病院に行くには久留里線と木更津駅からバスを乗り継ぎ。帝京に行くには姉ヶ崎駅に行くバス(日東交通姉ヶ崎線)がある地域は限られるため、路線が通っている上泉・野里・高谷は姉ヶ崎駅に直接出られ、改めて病院行きのバスに乗り換えになりますが、姉ヶ崎へのバスが通っていない地域から公共交通で行くのは大変です。中川地区から帝京に行く場合は、横田駅から久留里線で木更津駅、内房線に乗り換えて姉ケ崎駅、姉ケ崎駅から病院行きのバスに乗り換えと、駅では乗り換えや階段の移動もあり、高齢者にとってはかなり手間になります。 東邦には久留里線でアクセスでき、並行する路線バス(日東交通馬来田線)もあります。その路線バスも赤字のため、市が赤字補填を負担して維持されています。帝京は平岡地区からの公共交通が姉ヶ崎行きになる一方、東邦は久留里線もバスも木更津行きになるため、平岡地区からのアクセスは逆に不便です。このように、平川地区は2つの小学校区に分かれていて、範囲が広いため1つの交通機関だけではカバーできないという特性があります。 いきいきサポートを利用している高齢者の人で、東邦病院に久留里線やバスで行って、診療が終わってもすぐの時刻がないため、駅やバス停で待ちくたびれ疲れてしまい、体調を崩してしまった人がいるという切実な訴えがありました。 |