2019年03月29日(金) 

 

二つ前の記事で、ある方から上の二台を見たい、という依頼があったことを

記した。そういうわけで、勤め先に有給申請した。で、だ。

申請通った。

という事で、去る3/23・24の二日間、ennsoku25様(以下ネス様)主催の

Nゲージきかんしゃトーマスの集い(←今適当に考えた)

に泊りがけで参加してきた。写真の撮り方に偏りがある事に帰宅してから

気付いた為、一部寄りで撮れてないのもあるが、とりあえずその時の模様をば。

今回はいつもお世話になっているソドーP氏も参加されるという事で、

持参した目印を頼りに、無事に合流・対面を果たすことができた。

・・・そこまでは良かったんだが。

地下鉄経由で名古屋に出る心算で豊田線に乗ったが、何故か発車時刻を過ぎても

電車が動かない。直後、車内アナウンスで、梅坪で合流する三河線が車両故障を

起こし、復旧の目途が立たないという事で、急遽知立方面へ迂回する羽目に。

  

その後、何とか新幹線に乗り込み、東京を目指す。高輪ゲートウェイは何故あの名称に。

で、東京駅直前、新幹線が停止した為さ~て降りるかと席を立ったところ、

先行列車が到着ホームにまだ止まってただけというね。

その後、ネス様及び他の参加者の皆様と合流し、一路会場であるネス様の自宅へ。

会場到着直後、我々参加者は目の前の光景に驚愕することになる。

ここはTVシリーズのスタジオか!?

いきなり何なのだこれは!?(一同大歓喜)

中でも我々を驚かせたのがこのクロンク橋。写真だけ見るととてもNゲージとは思えない。

信じられるか?これ主材料厚紙なんだぜ?

という事で、一通りジオラマを見た後、興奮冷めやらぬうちに参加者の皆様の

車両たちをお披露目することに。

 

多賀康子様のビルベン・ボコ・デイジー・そしてD10(←!!)。

  

こちらの双子、動力はなんと名電1号と同じ『はこてつ』だが、とてもそうは見えない。

造形もさることながら、ただでさえ小柄な彼らに動力を仕込むとは・・・。

せっかくなのでと、ご厚意に甘えて10期の『ヘクターってこわい』の冒頭シーンを

再現させてもらった。この車高差がたまらない。

 

そのうち作ろうかな~と思ってたら二台とも先越されてしまった。

デイジーの方は、なんと走行中にライトが点灯する仕様になっている。

 

で、絶対被らないだろうと思ってたら、被った上に再現率がやばいD10。

連結器周りのディティール、ピンチーの関節の穴の表現、そして車体の上の窄まり、

極めつけのこの表情よ。語彙力が足りない。すごいしか出てこない。

並んでしまうとその差は歴然。うちの奴の似てなさ加減が一層際立つ。

後発の方が出来が良くなるのは宿命だが、これは見事である。先発、完敗である。

次、みっぽ様・ヨンヒロ様・ネス様・オリヴァ様の機関車達。信じられるか?

これ既製品一両も居ないんだぜ?

 

みっぽ様作のマーリンと別の鉄道の機関車。その隣はネス様作の別の鉄道の。

この三台はすべてヘンリーの下回りをベースに車体を自作したんだとか。

 

まずは手前側三台。ネス様作の『パグ』、オリヴァ様作のダック、そして

ヨンヒロ様製作のヒロ。パグは下回りにパーシーの物を流用、ダックは

下回りをネス様が自作(←!!)し、車体をオリヴァ様が自作したとか。

で、ヒロの方はKATOのD51のシリンダーとキャブを延長して製作したそう。

 

後で分解したところを見せて頂いたのだが、この通りキャブ内インテリアまでキッチリと

造り込まれており、写真ではわからないが、加減弁ハンドルも稼働するのだとか。

明電1号にマスコン付けた俺が言えたタチじゃないが、誰がここまでしろと・・・;

 

極めつけがこちらの動力。これまでの製作や改造の中で余ったギアとKATOの

C11(だった筈・・・)の動輪と軸受けを組み合わせて、厚紙とアルミホイルで自作

したんだとか。・・・集電シャーシ自作って、俺挫けて辞めたやつやで・・・;

 

ダックとヒロの後ろに居たお二方。どちらもネス様製作のLNER機。

緑のデカい方は言わずと知れた名機、フライング・スコッツマン。

ほんでもって黒い方。こちらは原作でのパーシーの友人の一人、

クラスG6(・・・っぽい気がする。間違ってたらすんません)。

スコッツマンの方はやはりヘンリーベース、もう片方はトーマスベース。

  

みっぽ様製作のニア。詳細不明らしいが、海外製のシャーシを使用して製作したとか。

無動力の為自走は出来ないが、作中の雰囲気にかなり忠実である。

って言うかみんな仕事はえ~よ、まだ日本語版公開前やぞ・・・;

こちらも『はこてつ』使用のカリオ様作フィリップ。ちっこい車体で走り回る姿が

可愛いのなんの。ただ、はこてつ動力だから速いのなんの・・・。

 

オリヴァ様作のオリバーとトード。こちらもシャーシはネスさん自作で、動輪に

ヘンリーの物を移植しているそうな。しかもこれ目動くし。

  

実はこのトード、光ファイバーを利用したテールランプの発光ギミックを備えている。

うちのと比較すると、うちのは車高がやや低く、車体が長め。本来作中のトードは

16t車なのだが、こうして比較するとうちのは16tどころか20t位ありそうな。

ネス様製作の有蓋貨車。これ、パッと見じゃ絶対自作だってわかんねぇよ・・・。

  

ヨンヒロ様製作のロージーとシックスティーン。ロージーはトーマスをベースに

足回りを少々改造、シックスティーンは確か足回りKATOのC50だったか・・・。

 

側面のロゴ回りとボイラーの塗り分けが上手い。キャブ周りの造形もすごい。

  

エルスブリッジ駅の方に目をやると、こちらでも車両展示を実施中。

手前のパーシーがSETTU様かヨンヒロ様か定かではないが、ホームを挟んで並んでいる

メイビスとトビーはみっぽ様の自作で、ジェームスの足回りを使用しているそうな。

うちのトビーと並ぶと、うちの奴の車体色がまぁ暗い事。そして小さい。

  

オリヴァ様作のダグラスとドナルド。ダグラスの方は表情も自作とのこと。

機関車本体とテンダーのバランスがとてもよい。

 

で、こちらもダック同様キャブ内インテリアがかなり造り込まれている。ドナルド達は

オープンキャブなので、こういう所が造り込まれているとついつい見入ってしまう。

見落としそうになったが、テンダー側に石炭取り出し口が設けてある点もすごい。

ヨンヒロ様作のフランキー。足回りはトーマスかと思いきや、実は

ジェームスのを流用しているとか。アウトクランクではないが、足回りが

ロッド以外黒いため、違和感はあまり感じない。

 

なんともう一台居たスコッツマン。こちらはゴードン様製作。

ネス様が原作寄りであるのに対し、ゴードン様はTVシリーズ風味。

同じ模型がベースの同じ機関車でも色とデフレクターの有無で

こんなに印象違うんかとつくづく思った並び。

そして今回のネス様製作の一番の目玉車両と言っても過言ではないのが

真ん中の黄色いタンク機関車。その名も

LB&SCRNo.55”STEPNEY”。

 

まさかまさかのステップニー参戦。今回の走行会でサプライズでお披露目するために、

秘密裏に製作していたのだとか。いやヤバイなにこれヤバイマジヤバイ。

ハンドレールや蒸気管の細かさもさることながら、ライニングもきれい。歪みねぇ。

そして例によってシャーシ自作っていうね。

これを出されてしまったら何持ってっても勝てる気がしない。これはヤバイ(←二回目)。

 

とりあえず名電1号と並べてみる。このステップニー、実機も相当小さいサイズ

なのだが、ネス様の作例もかなり小柄であり、名電一号とほとんど同じくらいの

長さしかない。この小柄さで自走可能とは。しかもシャーシ自作とは・・・;

・・・で、だ。

今回の走行会には参加していなかったが、ネス様が特別に引っ張り出してくれたのが

こちらのゴードン兄貴である。

ゴードン好きを自負している俺としては実は一番見たかった車両でもある。

 

このゴードンも他の大型機関車達同様ヘンリーベースで製作されたもので、

先台車のホイールベースを詰める加工をしてあり、ヘンリーとの差別化が

図られているのである。

  

細かなギミックも搭載されており、なんとバッファーは内側にスプリングが

仕込まれており、伸縮可能。汽笛と安全弁の表現も細かい。一見パッと見では

トーマスの汽笛を流用したようにも感じるが、これも自作なのだろうか。聞きそびれた。

そしてわかる人にはわかるこのネタよ。

 

何より驚いたのがこれ。このゴードンに限った事ではないが、ネス様は殆どの機関車の

表情差分も製作しており、どの機関車のどの表情も再現度が恐ろしく高い。

ゴードンに関して言えば、一部の表情はカププラの物を加工したとのことだが、

それでもこの再現度はあまりに凄すぎる。語彙力が足りなくてうまく感想が言えない。

顔の出来の比較に。この頃はパテの扱いに慣れていなかったこともあり、こうして

他の人のと並ぶとうちのが中々酷い出来なのがよくわかる。

ということで、一通り車両の紹介をしたので、ここからはメインイベントである

ジオラマでの走行会の様子の写真を。

まずはこちら、3期で登場したキャッスルトンネルでの写真から。

 

トンネルの手前ですれ違うダックとオリバー。まさしく3期の風景である

  

水面に車体を映しながら走ってゆくドナルドとダグラス。本編中にこういうシーンは

無いが、それでも実際に有ったかのように錯覚してしまう。

  

これらは完全なるフィクション。みっぽ様のエドワードの編成は2期の『せんろのうし』の

編成であるため、この編成でこのセットを走ったことはないが、こういうイレギュラーな

組み合わせも出来てしまうのがNゲージの良い所である。

因みに真ん中の写真は人生はトーマス(人マス)様のTwitterでも全く同じ構図の写真が

投稿されているが、じつはこれアドバイスしたの俺だったりする・・・;

単機回送するマーリン。水面に映った姿も中々良い感じである。

  

5期の『トーマスとふるいきゃくしゃ』のワンシーンっぽく。因みにここで映ってるトーマスと

パーシーはどっちも俺のじゃないという。

完全かつ純然たる異物混入。

続いては2期で登場した渓谷での写真を。

 

急行をお供に渓谷を走るロージー。緑の渓谷に深紅の車体色が映える。

 

  

ヒロと急行が渓谷を抜ける。斜め上から撮影すると完全に日本の情景だった件。

この渓谷ではヒロは斜め上から撮っちゃダメなんだと思ってしまった一コマ。

それにしても急行を牽いたヒロがかっこよすぐる。

実のところ、参加者の間でもこの編成の人気がかなり高かったのである。

 

続いて1期で登場したエルスブリッジ高架橋と、そこに接続するエルスブリッジ駅から。

 

高架橋とうちの汚れトーマス。ジオラマの造形がリアルな分、汚し塗装車両置くと

より実感的になる。目立たないけど。

  

どちらかと言えば原作再現。デイジーにミルク缶運搬車を連結しようとするトビーの図。

この後デイジーは、ヒューズをぶっちぎった模様・・・(大嘘)。

 

因みにミルク缶運搬車はken5様が3Dプリンターで製作したもので、この通り側扉が

開くうえ、ミルク缶を搭載できるそうな。

  

こちらもken5様製作の車庫を構内に設置。D10が入ってるとトビーが通った時に

屋根ごと壊しちゃいそうな感じですが・・・ww

 

路面区間で遊ぶその1。こうして見ると意外とヘンリエッタのステップ高さ

案外丁度いい感じなのな。

  

その2。異物投入。こいつが居るだけで一気に世界観おかしくなる。

こいつが路面区間走るのはこれが初めてだが、よく見ると救助網が

地面擦ってる気がががが・・・。

  

普段と違うアングルからの撮影というのも中々。跨線橋の上からのアングルなんて

そうそうお目にかかれるもんじゃないぞ。

  

考えたらうちの急行はスケールモデルの英国機に牽かせた事無いんだった。

と言う事で、ヨンヒロ様のLMS・クラス4Fに牽いてもらって入線。

車両越しに見える青空とホームに映る影がたまらん。自然光じゃないんだぜこれ。

  

クラス4Fから急行を引き継ぎ、折り返し入線するヒロ。

何故急行を引いたヒロはこうもかっこいいのか。

  

無理言ってヨンヒロ様の他の機関車にもうちのを牽いてもらった。

エドワードも中々様になっている件について。

 

ステップニーも支線客車を牽いて入線。側線から出番を待っている様が良い。

いよいよ本枠、クロンク橋で撮影した写真を。

ぶっちゃけた話、ティドマス駅を配置した卓走を除けば、これが一番写真

撮ってるという。そりゃぁこんだけのクオリティーで来られたら・・・ねぇ?;

あと、その卓走なんだが、どうも容量オーバーするっぽいので、また別日に。

 

2期、『せんろのうし』再現。そしてそこにヘルプ入るニア。

シーン丸ごと再現できてしまうのも驚きだが、そこにアレンジ加えても

意外と違和感なく溶け込んでしまうあたりなんとも。

同じく2期、『とこやにいったダック』再現。もうちょっと上からの

アングルの方がよかったか。撮り方ミスった。

  

7期の未公開シーン再現。やっぱり大きな橋には長い編成の列車がよく似合う。

長い列車が行き交う本線のダイナミズムはやはりロマン。

  

だってほら短いとこうなるんだもんさ。

うちのやつ走らせたら車体色暗いわ短いわで完全に背景に溶け込んだ。

路面単車に橋脚スパンの短いアーチの石橋がまぁ似合わない。

  

最新映画の編成が模型期のクロンク橋を渡る。本編ではあり得ないシーンだが、これはこれで

アリだなと思えてしまうのがジオラマの不思議な点である。

ニア単品。車体色が鮮やかなので、背景に溶け込まず、それでいて浮くこともないという。

Double Invisibleとはこの事か。手前側に居るのはヨンヒロ様製作のマーリン。

ベースはC50ということで、同一機ながら全長に大きな差が。

 

ヨンヒロ様の98463にうちの急行を添えて。そして橋上での睨み合い。勝敗は目に見えてる。

  

そしてなんとこの橋、補修状態まで再現できてしまうのである。どんだけ凄いんですかこれ。

ところで、右の写真でトレバーを運んでいる機関車の違和感にお気づき頂けたろうか・・・。

 

そしてエースの視線の先に迫りくる狂気よ。

  

おいしいものは後の方にとっておくタイプのやつ。ゴードン様製作のスコッツマンが

クロンク橋を駆け抜けていく。さながら史実のフライング・スコッツマンを彷彿とさせる。

この構図がまさに至高であるよ。解らんか。

 

おいしいものは最後のお楽しみ。ヒロ+急行というかなりカッコイイ編成が

長い編成が画になるクロンク橋を渡っていくのであるよ?

画にならない訳ないでしょうが。

眼福眼福。参加者の皆様の車両のクオリティーと各ジオラマのクオリティーが

相まってもうものすごい事になってしまった。こんなすごい空間に自分たちが

居ることが信じられない。

夢のような時間はあっという間に過ぎ、解散時刻になったので、最後の締めに参加者全員の車両を

並べて記念写真を。信じられるか?これ半数以上の車両が市販品じゃないんだぜ?

しかも何がやばいって市販されてない筈の車両が被りまくってるっていうね。

  

  

  

  

俺自身の備忘録も兼ねて、誰が何持ってきたかを名刺ごとにまとめてもらった。

Nゲージとはいえ、これだけの車両が揃うと壮観である。この質量はヤバいだろ、マジで。

 

というわけで、これにて『Nゲージきかんしゃトーマスの集い』は終了。

いつの日かまたお会いできることを願い、解散した。

人生初のオフ会参加という事で緊張していたが、とても充実した時間を過ごすことができた。

やっぱり趣味を理解してくれる人、話の分かる人が居るというのは素晴らしいね(つくづく)。

 

お招きくださったネス様、そして温かく迎えてくださった参加者の皆様に、この場を借りて

改めてお礼申し上げます。お招き頂き、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

・・・さっきも言ったけど、これで全部じゃないからな?まだ卓走と

二日目のカオス&フリーダムな即興ジオラマ残ってるからな?

え?動画?今まとめてるからもうちょっと待って・・・;


閲覧数11,199 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2019/03/29 20:57
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