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2020年08月26日(水) 
コロナ黙示録
http://princeyokoham.sakura.ne.jp/smf/index.php?top…ic=36362.0
書名:コロナ黙示録
著者:海堂 尊
発行所:宝島社
発行年月日:2020/07/10
ページ:365頁
定価:1,420円
【電子特典付き】 Kindle版

医師で作家の海堂尊(「チーム・バチスタ」 シリーズなど)がコロナウィルスを題材にした書き下ろしの小説です。緊急事態宣言が行われたとき書きはじめ、解除の時に書き上げたとのこと。著者にとっては格段に速い仕上がりだったとか。

コロナの襲来し、隠されていたものが露わになった。政府、行政が隠蔽してきたものを市民は目の当たりにした。政府は国民の幸福などかけらも考えていなかったことも、現場医療はどんな時も、人々に徹底的に奉仕することも、何が本当のことかということを思い知らされた。

桜宮市に新型コロナウイルスが襲来。その時、田口医師は、厚労省技官・白鳥はーー
そして“北の将軍”速水が帰ってくる!
「チーム・バチスタ」の主要な登場人物、場所が、新型頃ウィルスの対応に奔走する小説です。それも実際の事態の進行と並行的に描く。フィクションですがとてもフィクションとは思えない小説です。歯に衣を着せず、ずけずけと言い放つ厚労省技官・白鳥、そして実行力。森友問題、桜を見る会問題、公文書改ざん自殺問題、検察の定年延長、総理補佐官の不倫などなどの現実の事件を名前は変えてあるが、即誰かが判ってしまう書き方、ノンフィクションだったら名誉毀損で訴えられる?そんなところまで突っ込んで書いている。

2020年、東京オリンピックを前にした世界に、新型コロナウイルスが襲来した。豪華クルーズ船ダイヤモンド・ダスト号で感染者が発生、この対応で厚労省をはじめとする安保政府(あぼ、あほではありません)は後手に回る。そんな中。東城大学医学部付属病院ホスピス病棟、黎明棟ではクルーズ船感染者を引き受けることになる。新型コロナウイルス対策本部の委員長に任命された医師の田口公平は、その任にあたる。一方、北海道の雪見市救命救急センターでもクラスターが発生。速水晃一センター長は対応に追われる。

コロナ黙示録とのタイトルであるけれど、コロナばかりではなく盛りだくさんの題材でちょっと欲張りすぎ感もあるが、一読に値する一書だと思う。2月からのコロナ騒ぎのからくりが、本書を読むと表情報だけでなく、裏からも眺められる。冷めないうちに読んでおきたい本です。勿論冷めてからでも良いけれど。著者の社会を見る目は厳しい。そして現政府の見方は反社(やくざ)と同様の組織、行い。暴力団対策法でヤクザがいなくなったらなんのことはない。政府がやくざをやり出した。無政府状態の独裁社会、何でも出来る歯止めが掛からない社会がコロナを契機にみんなの目にあからさまに見えてきた。


本書より
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それにしても、新元号「令和」はゲンの悪い始まりになった。

安保政権は外交と経済の業績が自慢だが、外交はカネはばらまくが実質的な成果は何もない。 米国には軍事費を始め、諸々搾取されっぱなしだし、国民の悲願、北方領土返還問題は棚上げで協議入りすらできず、北朝鮮の拉致問題は解決の糸口もつかめていない。やむなくことある毎に嫌韓の風潮を煽ることが安保外交の中心

そんな御難続きで始まった令和だが、凡愚な首相の下でも日本社会が無難に回っているのは、偏に温厚で良心的な国民のおかげに違いない。

「アホノミクス」とは実は「サギノミクス」だったのである。

病原菌の原則は『弱毒菌は蔓延し強毒菌は蔓延しない』です。たとえば致死率の高いエボラは感染するとすぐに劇症化し、死亡率がきわめて高いので拡散せず蔓延しない。一方、弱毒菌に罹った患者はあちこち動き回るから拡散して蔓延するわけです。

公文書の改竄は歴史修正主義者の常套手段だ。 それを容認したら、過去の歴史の改竄を容認することになり、結果責任がなくなり、権力者はやりたい放題になってしまう。そしてそこに出現するのは、独裁国家なのだから。

「問題はそれに留まりません。政府、霞が関、検察が一体になった壮大な犯罪隠蔽行為を遂行したあの瞬間、日本は法治主義の民主国家から、無法な独裁国家になって

非論理的で非科学的で感情的な組織の厚労省で、合理的な方法を導入できるとも思えません。すると厚労省がドジを踏んで、安保政権がガタガタになった瞬間、

入れない方法がひとつだけある。日本の感染者を少なく見せかければいいのです。そのためにはズバリ、検査をしなければいい」 「何を言っているんですか。症状が出たら検査して診断をつけなければ治療もできないなんて、素人の私たちにだってわかります」


「こうしたやり方は官房機密費と同じやり口です。使い放題で領収書もいらず後世の歴史の審判も受けない。そんな身勝手で無責任に使えるカネが、民主国家の税金から拠出されているなんて驚くべきことです。ここ二年、安保政権がやったことは政治活動、官僚活動の官房機密費化です。そのせいでなんでもありの民主主義破壊政権が出現しました。

「新自由主義」経済は一人の大富豪と九百九十九人の貧乏人を生む。国内製品の消費には「大富豪一人+九百九十九人の貧乏人」より「千人の中間層」の方がいい。

彼は国民を救う選択は絶対にしない。東京で正しい選択をするのが当たり前でかつ素晴らしいことだということを見せつけることで安保政権を叩き潰すことができるのです」

「その時のマニュアルのPCR実施基準は『武漢からの帰国者、三十七度五分の熱が四日間続く』みたいに決められていました。でもそれは科学的根拠ゼロの官僚の作文です。それなのに厚労省のお役人は、それを絶対的な規則にして、各地の保健所に強要しました。保健所職員は、それに対し愚直に対応し、次々にコロナ疑い患者を差し戻しました。だって保健所の職員は医者じゃないんだから、判断なんてできっこないんですよ」

もっと簡単な方法は、ウイルスを体内に入れないことで、そのためには手洗いを徹底すればいい。それで九割以上のウイルス接取を遮断できます。

最大の罪は、その発言を正当化するため官僚が公文書を捏造したことだ。「公文書は改竄していい」という、容認してはならない低いモラルを、国家官僚機構全体に浸透させたこと。これは民主国家の根幹を揺るがす、とんでもない不祥事だ。この時点でこの問題は、単なる一政治家の汚職から、民主国家の根幹を瓦解させてしまうような、青史に残る大罪になった。官僚は上から下まで、


【世界初!新型コロナウイルス小説】海堂尊『コロナ黙示録』 7/10発売!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001029.000005069.html
"誰にでも起こりうる選択肢"を考えてほしくて/『コロナ黙示録』海堂尊インタビュー
https://books.j-cast.com/topics/2020/08/05012565.html
ウィズ・コロナ時代の必携三冊――海堂尊【コロナの時代の読書】
https://kadobun.jp/serialstory/car/6tell6c7d3k8.html

閲覧数176 カテゴリ本に出会う 投稿日時2020/08/26 20:07
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星の王子さん
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