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書名:三陸海岸大津波 著者:吉村 昭 発行所:文藝春秋 発行年月日:2004/3/10 ページ:191頁 定価:438円+税 昭和45年に「海の壁--三陸沿岸大津波」と題して発刊された作品。その文庫版です。三陸沿岸は過去380年間に大小合わせて42回の津波の被害に遭っている。特に明治29年、昭和8年、昭和35年。青森、岩手、宮城の三県に渡る三陸沿岸は三度の大津波に襲われた。 この三度の津波を吉村昭が三陸沿岸を歩きながら、現場の被害状況、体験者などの証言などをインタビューしながら、大津波はどのようにやってきたのか?、生死を分けたのは何だったのか?前兆、被害、救援の様 … [続きを読む] |
書名:悪魔の種子 著者:内田 康夫 発行所:幻冬舎 発行年月日:2005/11/20 ページ:377頁 定価:1700円+税 長岡農業研究所には「水稲農林1号」を育成した新潟農試・並河成資技師の銅像が置いてある。出勤してくるとその像に向かって祈っている研究所の職員西見がいた。昭和初期の農林1号によって日本の飢餓が無くなったと言われている画期的な種で、コシヒカリ、ササニシキもこの子孫です。ちなみにコシヒカリは「農林100号」。並河成資技師は京都府亀岡市の出身。この農林1号の成功で岡山県農業試験場に栄転して小麦の品種改良に従事したが成果が上がらず、41才で自殺して … [続きを読む] |
書名:家、家にあらず 著者:松井 今朝子 発行所:集英社 発行年月日:2005/4/30 ページ:325頁 定価:1900円+税 大名屋敷の奥御殿へ江戸北町奉行の同心・笹岡の娘瑞江は奉公に出た。幼い頃から「おば様」と呼んできた浦尾が勤める大名屋敷。母の死んだ後、年頃の娘を案じた浦尾が奉公を強く進めた。この奥御殿で起こる「世継ぎ」「お家騒動」を時代ミステリーとして仕上がっている。この著者の得意する役者の世界など詳しい。「家、家にあらず、継ぐをもて家とす。」風姿花伝。当時の家という概念、その中に生きる人々の必至の生き様が描かれている。きらびやかな奥御殿 … [続きを読む] |
書名:鬼哭の相場 証券検査官3 著者:松島 令 発行所:宝島社 発行年月日:2002/12/16 ページ:316頁 定価:1619円+税 証券検査官シリーズ第3弾。元大蔵省ノンキャリア作家が描く経済犯罪小説(大蔵省国際金融局、東北財務局に在籍していた著者) 証券検査官は商売柄株の売買は禁止されている。主人公証券検査官直也は浮浪者を殺して、その人になりすまして株の売買を始める。この手続き方法など詳細に住民台帳制度と国民保険・年金制度が、個人の顔写真を持たないことと、公文書がその住所に届くだけで、信用する『本人確認』の盲点をついて証券口座を手に入れる。 … [続きを読む] |
書名:原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島 著者:広瀬 隆 発行所:ダイヤモンド社 発行年月日:2010/4/5 ページ:283頁+付録21頁 定価:1500円+税 地震直後から探していた本書、ようやく手に入れることができました。早速読みました。昨年の8月に発売された本で、地震による原子力発電の危険性を声高に叫んでいた本です。当時地球温暖化CO2犯人説が横行していて、原子力発電はクリーンな理想的なエネルギーと賞賛、また景気対策として諸外国に日本の原発を売りつけに政府、財界一丸となって進めていた。こんな時に全く逆に原子力発電ほど危険なものはない。特に20 … [続きを読む] |
書名:眠りにつく太陽 地球は寒冷化する 著者:桜井 邦朋 発行所:祥伝社 発行年月日:2010/10/10 ページ:1780頁 定価:740円+税 地球温暖化、CO2犯人説に凝り固まっている人々が多いので、この桜井氏の寒冷化するという説は議論するに値しないとバカにされる人も多いかもしれない。しかしCO2犯人説も段々妖しくなってきている。また2000年頃からは地球の平均気温は殆ど変わっていない。上昇していないという事実もある。 人間のほうは大慌てだが、地球が暖かくなったり寒くなったりすること自体は珍しくない。10世紀半ばから300年ほどは大温暖期で平安時代などは … [続きを読む] |
書名:原発事故残留汚染の危険性 われわれの健康は守られるのか 著者:武田 邦彦 発行所:朝日新聞出版社 発行年月日:2011/4/30 ページ:159頁 定価:1500円+税 何故国は本当の事を公表しないのか!事故の起きた理由、何が問題なのか、放射線の影響は大丈夫か。著者は3年前に「原発は地震で壊れるように設計されている」と問題点を「原子力安全委員会」で指摘している。著者の立場は「安全な原子力推進派」「不安全な原子力反対派」といっています。 マグニチュード9.0の意味とは今回の東日本大震災からモーメント・マグニチュードを使い始めた。今までの気象庁マグニ … [続きを読む] |
書名:果ての花火 銀座開化のおもかげ草紙 著者:松井 今朝子 発行所:新潮社 発行年月日:2007/8/30 ページ:258頁 定価:1500円+税 明治時代の初め、銀座に洋館、煉瓦づくりの街に住む、旧幕時代の藩主、士族、岡っ引き、明治の功労者となった薩摩藩士のポリス、などが住まう煉瓦づくりの長屋に起こる事件を綴った短編です。松井今朝子は初めてですが、なかなか判りやすい語り口で江戸の街、人々を生き生きと描いている。はやりの西洋文明に被れる人々、そのはやりにはついていけない久保田宗八郎が主人公。31才の宗八郎は元士族、維新の時薩摩藩士として幕府郡を徹 … [続きを読む] |
書名:世界石油戦争(上) 燃えあがる歴史のパイプライン 著者:広瀬 隆 発行所:NHK出版 発行年月日:2008/9/20 ページ:252頁 定価:800円+税 書名:世界石油戦争(下) 燃えあがる歴史のパイプライン 著者:広瀬 隆 発行所:NHK出版 発行年月日:2008/9/20 ページ:252頁 定価:800円+税 2001年9月11日にニューヨークのウォール街が誇る世界貿易センタービルとアメリカの誇る世界最強の軍隊の牙城ペンタゴンビルが何者かに乗っ取られた航空機のゲリラ突撃によって無残にも崩壊した世界的な事件があった。当時すぐに「テロ」が起こした事件、そのテロの首謀者はビン … [続きを読む] |
書名:古代からの伝言 日出づる国篇 著者:八木 荘司 発行所:角川書店 発行年月日:2000/9/10 ページ:474頁 定価:1700円+税 古代日本の歴史「日本書紀」「古事記」を物語風にした作品。蘇我馬子から中臣鎌足へ。推古天皇、聖徳太子、任那、百済、新羅、高句麗との関わり方。隋に送ったとされる親書「日没するところの天子、日出づるところの天子」その遣いとして小野妹子が隋の皇帝からの返書を無くしてしまった。百済で奪われてしまった。当時朝鮮半島は中華の属国扱いされていた。 聖徳太子は任那を支援するために隋に外交で堂々と独立国を宣言した。朝鮮半 … [続きを読む] |
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