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書名:災害論 安全性工学への疑問 著者:加藤 尚武 発行所:世界思想社 発行年月日:2011/11/10 ページ:197頁 定価:1800円+税 この本は福島第一原発事故の後に書かれた本です。ちょっと話題になっていたので知っているかも知れませんが。著者は科学者でもなく哲学者です。確率論による安全性に疑問を呈して安全性の考え方を哲学、思想としてまとめている本です。自動車、家電のような大量生産で生まれる製品の故障率と原発のような世界に一つ、又はほんの少しの製品の故障率を同じように考えることの危険性を指摘している。1万回に1回故障する発電機を二台(現用、予備) … [続きを読む] |
書名:孔子 著者:井上 靖 発行所:新潮社 発行年月日:1989/9/10 ページ:413頁 定価:不明 この本は井上靖の晩年の作品で氏の集大成といえる名作。昨年の東日本大震災の後偶然であった凄い作品。真面目に生きて、何の罪もない人が大災害で命を奪われてしまう。なんとも悔しい限り、天命とは、天は。不真面目で悪人は生き残るこれはどうしたことか。でも歴史はこんなことを河の流れのように太古の昔から続けている。天命とは?こんなときにはすぐ英雄大望説などが流れるが、英雄、優秀な人が何かできるのか。 心にびんびんとくる落ち着いた語り、二千五百年前、春秋末期 … [続きを読む] |
書名:風の陣 烈心篇 著者:高橋 克彦 発行所:PHP研究所 発行年月日:2010/9/21 ページ:466頁 定価:1800円+税 我慢に我慢を重ねて来た蝦夷たち。蝦夷の雄・伊治鮮麻呂がついに決起を。もはや戦を防ぐ手立てはない。舞台は陸奥に移る。陸奥守は陸奥按察使と鎮守府将軍を兼務する紀広純。発掘される金をくすね私腹をこやし、折あらば、蝦夷に戦を仕掛け殲滅せんと軍備を増強、蝦夷征伐を都に要請していた。 その腹心である道嶋大楯は嶋足とは腹違いの弟であるが、紀広純を上回る野心家であり、蝦夷たちの反乱を煽動し、殲滅戦開始のための口実作り、挑発を画策する。ついに … [続きを読む] |
書名:風の陣 風雲篇 著者:高橋 克彦 発行所:PHP研究所 発行年月日:2007/9/18 ページ:377頁 定価:1700円+税 孝謙上皇が再び天皇として復帰し、称徳女帝となるも病に罹り、道鏡との間にも翳りが見え始めた。道鏡に失脚させようと影では藤原一族らが一斉に動き始める。物部天鈴は左大臣藤原永手、右大臣吉備真備らを巻き込み道鏡側に対抗しようと画策する。陸奥では陸奥守と蝦夷の関係が悪化し、一触即発の状態になっていた。先祖伝来の地を戦火から守るため立ち上がろうとする伊治鮮麻呂が蝦夷たち。道鏡が衰退し、一時勢力が衰えた藤原一族が台頭する時代の動乱の歴史を … [続きを読む] |
書名:神苦楽島(上) 著者:内田 康夫 発行所:文藝春秋 発行年月日:2010/3/25 ページ:348頁 定価:1600円+税 書名:神苦楽島(下) 著者:内田 康夫 発行所:文藝春秋 発行年月日:2010/3/25 ページ:317頁 定価:1600円+税 「浅見光彦シリーズ」です。今回の舞台は国うみ神話の最初に出て来る淡路島。秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦は危うく犯人として間違えられるところから物語は始まる。タイミングを計ったように「旅と歴史」の編集長から淡路島での取材の仕事が入る。出張先の淡路島で不可解な殺人事件に巻き込まれる。いつもパターン。 淡路島に残る … [続きを読む] |
書名:三億を護れ! 著者:新堂 冬樹 発行所:徳間書店 発行年月日:2004/4/30 ページ:469頁 定価:1800円+税 うだつのあがらない学習教材会社に勤める河内は、営業成績いつも最下位、毎朝朝礼で上司から陰湿ないじめを受けている。そんな中ひょんなことから宝くじで三億円を当ててしまう! 当初は一人で誰にも黙っていつも通り仕事を続けていた。妻の文江と娘に思い切って切り出す。どこで聞き込んできたのか、妻の姉、両親、娘の彼氏などからも猫撫で声でお金を貸して欲しい電話が、勧誘の電話、不動産の販売訪問と河内の周囲の人間の動きが活発に。河内の三億円を狙う人 … [続きを読む] |
書名:原発危機と東大話法 傍観者の論理・欺瞞の言語 著者:安富 歩 発行所:明石書店 発行年月日:2012/1/15 ページ:270頁 定価:1600円+税 現役の東京大学教授が見出した「東大話法」を駆使して原発事故の中でどんな発言、報道がなされてきたか?責任を取らない人々の行動などを分析しています。そしてアンチテーゼとしてその人が本物かどうかを見つけるための手法として「東大話法」が有効な手段といことを証明しています。近年にない面白い本です。この「東大話法」というのは東京大学の学生、教授、教員、出身者ということではなく象徴としての言葉と使っていま … [続きを読む] |
書名:風の陣 天命篇 著者:高橋 克彦 発行所:PHP研究所 発行年月日:2005/1/5 ページ:363頁 定価:1700円+税 恵美押勝が討伐されてから一年近くが過ぎた天平神護元年(七六五)――。淳仁天皇を廃した孝謙上皇が帝位に再び返り咲き、束の間の平和が内裏にもたらされたかに見えるが、孝謙女帝をそそのかして、陰で政治を操る弓削道鏡の存在があった。危機感を募らせた牡鹿嶋足、天鈴は「打倒道鏡」を誓い合う。しかし彼らのもくろみとは裏腹に快僧道鏡は盤石の体制を確立していく。そしてますます欲望を募らせて、道鏡自信が人臣を極める太政大臣をも超えて天皇になろうと … [続きを読む] |
書名:風の陣 大望篇 著者:高橋 克彦 発行所:PHP研究所 発行年月日:2003/5/2 ページ:434頁 定価:1800円+税 橘奈良麻呂が失脚して一族郎党が滅ばされてしまった。藤原仲麻呂(恵美押勝)が台頭してくる。八世紀後半、権勢は藤原仲麻呂の掌中にすっぽり収まっていた。恵美押勝と名を変えた仲麻呂は、平城の都で新しい帝・淳仁帝を自在に操り、磐石の体制を築いていたのである。この動きに蝦夷の若者丸子嶋足は危機感をいだく。河内の国の弓削一族(元は物部氏一系統)の弓削道鏡が台頭してくる。都で官人となり、その地位を利用して蝦夷を守ろうとする牡鹿嶋足、嶋足を影 … [続きを読む] |
書名:風の陣 立志篇 著者:高橋 克彦 発行所:PHP研究所 発行年月日:2001/7/16 ページ:404頁 定価:648円+税 天平二十一年(749)陸奥から黄金が発見された。という朗報がもたらされた。ちょうど国家の鎮護のために奈良の都では大仏造営の真っ最中。奥州動乱と中央政界の血なまぐさい権力闘争を描いた作品。蝦夷の若者丸子嶋足(まるこしまたり)は黄金を土産として帰京する陸奥守の従者となって平城京に上る。奈良朝を震撼させる政変、橘奈良麻呂、藤原仲麻呂との抗争の渦に巻き込まれていく。聖武天皇と光明皇后の娘孝謙天皇の御代の物語。陸奥に暮らす蝦夷との果てしない … [続きを読む] |
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