今年で2回目を迎える湘南国際マラソンが3月16日に行われた。私は昨年に続き2年連続の出場。 第1回の昨年は神奈川県内では初の本格的フルマラソンの開催ということで、 注目を集めた。しかし、昨年の台風の影響でコースの一部が使用できず、 今年はフルマラソンが開催できず、30キロと10キロの開催に。 発着点も昨年の江の島から大磯プリンスホテルに変更された。 この大磯がクセ者だった。東海道線のみで駅ははっきり言って小さい。 そのため、私が電車で着いた7時過ぎにはホームが大混雑。 電車を降りてから改札を通過するまで10分以上かかった。 駅から会場までは約3キロ。主催者がシャトルバスを用意し、 それに乗ることに。神奈中バスには「横浜開港150周年」のステッカーも見られた。 会場はホテルとあって、敷地は広く、無理なく準備できた。 10キロの後、30キロのスタートなったが、 スタート地点は道幅が狭く、号砲からスタートラインまでは約4分かかった。 コースは西湘バイパスから134号線走り、 大磯-平塚-茅ヶ崎-藤沢で折り返すほぼ平坦なコース。 私は2時間20分を目標にしたが、 20キロあたりから前半の飛ばし過ぎの影響でペースダウン。 特に25キロからのラスト5キロは27分以上を要する失速。 最後は8キロ地点で楽にパスしたゲストランナーの東国原宮崎県知事に 一度はかわされたものの、ゴール前150mで再び抜き返し、 2時間22分でフィニッシュ。 終了後は行きに乗ったシャトルバスに乗って帰ろうとしたが、 大混雑で路線バスに切り替え。 何とか大磯までたどり着いた。 大会は2回目ながら、湘南地区の風物詩にしたいという願いが 伝わってきた。 会場に設けられたブースでは各地区の関係団体や店舗が 飲食物や名産品を販売していた。 また、大会後のトークイベントには茅ヶ崎在住のG党・徳光和男や 私と同じ5.7生まれの欽ちゃんこと萩本欽一、丸山行列のできる弁護士・参議院議員らが参加。 大会会長の河野太郎(河野洋平衆議院議長の息子)と大会の未来について語っていた。 今回は苦渋の決断で30キロの開催としたが、 全国的な大会にするためには、フルであることが最低条件。 同じく30キロの青梅(今年は雪で中止)も人気だが、 東京マラソンによって存在は薄くなった。 コースも優しく、海を眺められる風景も良いことから、 来年以降は昨年と同じく江の島からのフルでの開催が期待される。 (大磯スタートになったためか、藤沢方面での沿道の観戦者が昨年より 少なく見えたのも気のせいではない) そうすることによってさらに地域の期待も高まり、 より大きなムーブメントになるだろう。 以前も指摘したように横浜には代表的なマラソンがない。 「横浜マラソン」は山下公園前がスタートだが、 あとはほとんど人がいない海沿いと工場地帯を走るハーフマラソンで 魅力に欠ける。何より、湘南国際のように 地元企業や団体がこぞってブースを出すような雰囲気でもない。 横浜とは名ばかりで横浜らしさに欠けるのが実情だ。