わたくしも読みました。
昨年CB Smilesさんのキックオフシンポにて藤倉潤一郎さんがお話をされたので、その直後に買いました。
株式会社を定款によって柔軟に運用し、非営利株式会社を発想して、それをプロたちが実現していくプロセス。
特に、収支計画をきちんとシミュレーションして、事業計画を練り上げていくところは、非営利だけれども組織をきちんと持続させ、地域からの出資を無駄にできないという責任感が表れていて、このあたりは並の「非営利組織」ではないなあ、と思いました。
先日、業務関連で「ちよだプラットフォームスクエア」の面々にお会いした。 http://www.yamori.jp/ そして今この本を読んでいる。 「非営利型株式会社が地域を変える」 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4324079579/ref=s…35?ie=UTF8 ここの前書きにとても印象深い著者の言葉が・・・ ”「公共のサービス」の部分に民間の活力を導入することは国民負担率をこれ以上増大させないために不可欠なことであるが、その担い手が株主の意向を優先する経済至上主義の営利企業で良いのかという疑問が起きてくる。” 手段を目的化せず、公共の目的をしっかり見据ながら市民生活の豊かさや、暮らしやすいまちづくりのために、その運営も含めてすべての公共施設はあらねばならないと思う。 この本のように、地域型の民間非営利セクターが運営を担っていくのが理想的であるとも思うが、そう簡単にはいかないことも知っているし、豊かなノウハウや人材を活かすことができる営利企業でもまったく構わないと思う。 ただし、その利益の最大の還元先は市民こそであって、そこをきっちりふまえた運営こそが、利用者たる市民、公共の意義を守るべき行政、そして事業者の最大の喜びでもあってほしい。 そんなことを考える日々です・・・ |