横浜市民放送局ネットワーク - トピック返信
3月16日(水) 横須賀へヨウ素剤を
【返信元】 日誌
2011年03月16日 02:09
横須賀へヨウ素剤を買いに行く。でも売り切れ。

「放射能被害から身を守るために」という、ちょっと長い文章を書いて公開。

以下転載

> イソジンの服用は危険である、ということを書かれたHPを見つけました
独立行政法人 放射線医学総合研究所
http://www.nirs.go.jp/index.shtml

この出所情報は、私から見ると天下り政府機関による建前だけの無意味な内容に思えます。
イソジンについては地域医療とチェルノブイリの放射能汚染地域での現場での医療活動に携わってきた鎌田實医師のブログが参考になると思います。以下引用。

「被災地で放射性ヨウ素から身を守るには、ルゴールを1、2滴、水にたらして飲むのも方法だと書いた。
甲状腺がんの専門家に、ヨウ素が入ったうがい剤を飲んでもだいじょうぶか聞いてみた。
普段の検査でも、1ccを希釈して4日間飲んでもらうというようなことをやっているので、問題はないという。
ただし、安易に飲み続けると、甲状腺機能低下症を起こす可能性がある。
あくまでも、水に1、2滴をたらして飲むことは、ヨウ素剤や海藻が食べられない状況下での代替手段である。」
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2011/03…-3319.html
このような情報が、机上の理想論でない「現場」で必要とされる情報なのだと私は思いますが、どちらを信用するかは読んでいる貴方次第です。

以下はハマッチの別のコミュに書いたものを転載。

今この時点で評論や推測をしていても意味が無いので、現実的で具体的な情報を。

ここは横浜のSNSですから、横浜に暮らす私たちが、今現在の状況にどう対応するかの話です。

「想定外」の事故が続き、最悪の事態を想定して「ありえない」はずの横浜への放射能被害対策を考えたほうがいいと、私は思います。

実際これから起きうる事態を想定すると、まず「避難指示」はこれまでの政府の対応をみていると、実際に危険な状態になってから数時間後に指示が出ると思われます。爆発が起きてから1時間も連絡が無かったと、管総理が東電に怒っているくらいですからね。
横浜に避難指示が出た場合、貴方はどこに避難しますか?
自宅に居れば避難場所は決まっていますから、そこに行くことになります。外出先だったらどうしますか?
避難場所に行けば、すぐにヨウ化カリウム剤を服用できると思いますか?
避難場所にはヨウ化カリウム剤は常備されていませんので、配給を待つことになります。横浜市はヨウ化カリウム剤を備蓄しているのでしょうか? (後述しますが横須賀市は備蓄しています)
国からの配給を待つことになります。福島の事故が横浜にも影響を与えるほどの広域な事故になるとすると、横浜だけでなく、東日本各地に一斉に配給しなければなりません。そもそも国にそんな備蓄があるのかも疑問です。
つまり「最悪な事態」になった場合、ヨウ化カリウム剤を投薬出来る可能性は極めて低いと私は判断しています。ヨウ化カリウム剤を服用すればいいのは当たり前のことですが、実際にはすぐには服用できないでしょう。机上の空論になってしまいます。

ちなみに安定ヨウ素剤の効果は、体内被曝をする24時間前から服用すれば93%。体内被曝2時間後だと80%。8時間後で40%。24時間後だと7%まで低下してしまいます。

つまり、水鏡さんがわかりやすく説明してくれましたが、「予防」が一番効果的なのです。

薬が実際問題として手に入らないなら、100パーセント代わりにならなくても、数パーセントでも効果が期待できる方法で対処するしかないでしょう。例え薬の効果の1パーセントの効果しかなくても、1万人のうち100人でも効果があればいいじゃないですか。100パーセントかゼロかという発想は、非常時ではやめましょうよ。1人でも多く助かる方法を考えましょうよ。

で、一番にする放射能被害への対処法は、放射性物質を体内に取り込まないようにすることです。外出しないようにしたり、マスクをしたりすることです。今日になって、NHKでも具体的な対処法を繰り返し放送していますので見てください。

次に「予防」です。詳しい仕組みは略しますが、あらかじめヨウ素を体内に取り込んでおくことで、放射能汚染されたヨウ素を吸い込んでも体内に蓄積させない方法です。
水鏡さんが日本人は海産物を普段から摂取しているとお書きになっていましたが、一番影響を受けやすい子どもや若い方たちは、最近ではあまり海産物の食事をしていません。でも今からでも昆布を初めとした海産物を摂取しておけば、将来数パーセントでもガンの発生を抑えることが出来るのではないでしょうか。副作用もほとんどありませんし(だからといってトロロ昆布をそのまま食べると胃の中で膨らんで大変なことになるそうなので、物事は程ほどに)、食生活の改善にもなりますので、この機会にぜひ。

悪役になっているうがい薬イソジンですが、皆さん、イソジンでうがいをしていますか?
私は風をひくとまず喉にくるのでイソジンは常備薬になっています。
正しい使用法は、添付のぐい飲み猪口くらいの容器に原液を指定ラインまでチュ~と注ぎ、そこに水を足して薄め、そのままうがいをします。相当に濃度は高いです。いっぽう、非常時のイソジンの使い方は、コップ一杯の水に2~3滴たらして服用と言われています。イソジンでうがいをしている方はわかるでしょうが、喉の奥までうがいをすると、ゲ~となりそうになり、間違えてそのまま飲み込んでしまう人も居るでしょう。でも間違えて飲み込んで健康被害が起きたという話は、私は聞いたことはありません。間違えて服用してすぐに健康被害を起こすような日常薬を、昔から販売をし続けていると思いますか?間違えて飲み込まなくても、うがいの後には喉に付着した薬は唾液により、体内に摂取されていくのですよ。
睡眠薬でも飲み過ぎれば自殺につながります。イソジンもそのままラッパ飲みすれば健康被害につながるのは容易に想像できます。使い方次第なのです。

でも私が医療関係者なら、イソジンは薦めません。もし用法を間違えて被害が出たら責任を取らなければならないからです。あくまで、政府の指示に従って避難所に行って、配給を待ちなさい、としか言えません。正論ですし、責任は全て政府に転嫁できますから。

さて、先程、横須賀ではヨウ化カリウム剤を備蓄していると書きましたが、それは横須賀に原発燃料工場や原子力艦船があるからです。横浜では知らない方も多いのですが、横須賀と横浜中心部は地理的には20キロしか離れていないのです。何かあったら「避難指示」対象なんですけどね。めの横須賀では原子力事故の避難訓練を毎年実施し、ヨウ化カリウム剤も備蓄しています。横浜では避難訓練もしないし、たぶん備蓄もしてないし、そもそも住民に危険を知らせてもいません。(横浜市の方、違ってたら指摘してください。備蓄してるよーという言葉を聞きたい)
しかも横須賀では一般薬局でヨウ素剤を買うことも出来ました。出来ました、というのは、今は品切れでメーカーも被災地に全て出荷するので、もう一般の薬局には出てこないということでした。実は今日、横須賀まで行って薬局の人に聞いてきたのです。在庫があったら買うつもりだったのだけど、今緊急に必要な地域に届けるというのは当然のことですね。

横須賀では以前から「原子力事故に市民はどう対処するか」を現実の問題として真剣に対策を練っています。
一昨日、放射能事故に対する市民目線による「サバイバル専門家」である市民グループや市議会議員の方をゲストに「【緊急特番】放射能から身を守る」を放送しました。
http://kichiarutv.blogspot.com/2011/03/tv32011213.html
1時間ほどですが、関心のあるかたはご覧ください。

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