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2007年12月14日(金) 

 アジアの中央に位置するロシア内の自治共和国「アルタイ共和国」(Республика Алтай)をご存じだろうか? 

 紀元前から遊牧文化が栄えていた、山深い未知の国。このアルタイ共和国でシャーマンによって2000年の長きにわたって歌い継がれきたアルタイの英雄叙事詩「カイ」。倍音を駆使した「カイ」の独特の唱法は、モンゴルの「ホーミー」やトゥバの「ホーメイ」にも通じる。 

 「カイ」には、神話や伝説的なエピソードはもちろんのこと、アルタイ人の宇宙観、世界観、宗教観が詰め込まれているのだ。 

 巻上公一さんのプロデュースで、このアルタイの「カイ」の第一人者「ボロット・バイルシェフ」が来日する。声強力。 
http://download.music.yahoo.co.jp/shop/ic/11/874133…1-87419458  

 2003年の文京シビックホール、2004年のトッパンホールに続き、今回の来日公演でも舞台監督を担当することになった。 

 

 ちなみに、巻上さんの舞台を初めてお手伝いしたのは、舞踏家の田中泯さんや、今は芸大の教授となった木幡一枝さんたちが山梨県の白州町で開催していた「アートキャンプ白州」の現場で、たぶん1994年。トゥバ共和国のホーメイ・アンサンブルの舞台だったと思う。巻上さんはその時のトゥバのホーメイがきっかけとなって倍音の世界に深く入り込んでいったという。

 今回のボロット・バイルシェフの来日最終公演が16日シアターX(カイ)で行われる。出演するのは、ヴォイスの天才巻上公一さんと、「生活向上委員会」「ドクトル梅津バンド」「RC SUCCESION」でおなじみの梅津和時さん、薩摩琵琶で活躍中のステキな長須与佳さん。 

アルタイ山脈の大自然の中で育まれてきたボロットの比類なき声と3人のからみが今から楽しみ。 

日頃のコトを頭からはずして、舞台にいる時間が本当は一番好きだ。 


     ★      ★ 

ボロット・バイルシェフ スペシャルコンサート 
Bolot Bairyshev special concert final 

日時:12月16日(日) 18:30 start 18::00 open   
会場:東京 両国 シアターX(カイ) 

出演 
ボロット・バイルシェフ (アルタイの喉歌カイ、口琴、トプシュール) 
巻上公一 (ヴォイス、テルミン、口琴) 
http://www.makigami.com/  

special guest 
梅津和時 (バスクラリネット、サックス)  
http://www.j-music.com/umezu/j/  
長須与佳 (薩摩琵琶、尺八)  
http://columbia.jp/nagasu/  

料金:前売り ¥4,000、当日 ¥4,500 
http://www.makigami.com/kai2007.html  
ーーーーー 
ボロット・バイルシェフ 
1962年2月20日ウスチカン地区クルルク村生まれ。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地にいた兵役時代に書いた「我が故郷クルルク」が大ヒット、一躍アルタイ共和国のスター歌手となる。バンドでの活動に伝統楽器やカイなどの伝統唱法を取り入れ独自の世界を築く。1992年、カザフスタンで開催された国際ポピュラー音楽コンテスト「Voice of Asia」で入賞。1994年にはハカス共和国アバカンでのコンテストでグランプリを獲得。その後ウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルとの共演をはじめ、ヨーロッパを中心に世界各国で演奏活動を展開する。2000年と2001年には巻上公一の招聘により来日。ソロアルバム『アルタイのカイ 秘密の夢〜英雄叙事詩の世界』(巻上公一プロデュース、キング・レコード)では、トプシュールや縦笛ショール、口琴コムスといった伝統楽器と高低多種多様な生の声を使って、伝統を踏まえつつもそれを乗り越えた音楽世界を作りあげる。 
2003年 田口ランディと巻上公一のプロデュースで文京シビックホールを満員にする。多くのファンを魅了した。


閲覧数9,609 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2007/12/14 00:04
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2007/12/14 13:08
    ふうむ。「宇宙」に近い人のひとりでしょうか。
    次項有
  • 2007/12/16 08:49
    鉛筆sugi-さん
    「宇宙」にかなり近いと思います。
    次項有
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