『ザ・マジックアワー』(The Magic Hour) マジックアワーとは、太陽が沈んだ直後の、あの何ともいえないブルーとオレンジの混じったような空の見られる、日の入り後の数十分間の時間帯を言うそうです。 そんな、マジックアワーを題名にした映画です。 三谷幸喜が脚本と監督ですが、彼の脚本は、登場する人物たちが悪役も含めて、みんな憎めないキャラクターで、この『ザ・マジックアワー』でもしかりです。 マフィアのボス(西田敏行)の愛人に手を出した備後登(妻夫木聡)が、伝説の殺し屋デラ富樫を連れてくれば許してやると言われ、知人だとウソをついてしまいます。どうしてもデラ富樫を見つけられない備後は、売れない俳優村田大樹(佐藤浩市)に映画の撮影とだまして、デラ富樫を演じさせるのです。 村田は自分の演技に酔いながらも、ボスやその部下たちに気に入られて、・・・・・。 というあらすじですが、スリルあふれるアクションシーンというより、演技と知らない人々と、映画の撮影での演技だと思いこんでいる村田のやりとりが、微妙にすれ違いながらもあっていて、楽しめます。 公式サイト http://www.magic-hour.jp/ DVD(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/B001F3UWQ8?ie=UT…B001F3UWQ8 ★★★★☆ |