ジョンレノンにせよ、ボブ・ディランにせよ、清志郎にせよ、たぶん、彼らのメッセージ通りには生きられないし、彼らもそういうふうには生きていないのではないかと思います。
きっと「こうありたい」と情けなくもがく人間の一人として、「ヨノナカ」の力を感じながらずっと歩きつづけたことをすごいな、と、わたくしなどは単純に思うわけです。
偶像化して、単なる不満の解消行為・消費行為にしてはもちろん逆効果だとおもいますし、そういう反骨的な部分をビジネスにすることについての疑問があることも理解しています。
ただ「予定調和でなくていいんだ!おかしいことはおかしいって、言ってもいいんだ」ということを思春期に教えてもらった「恩」に対して、素直に「ありがとうございました」と言いたい気持ちなんですね。
つきあいのない親戚よりも、清志郎には世話になった!
そういう人が多かったのではないかな、と思いました。