海堂尊の医学をテーマにした小説のひとつです。ちょっと前に読んだ 『ジーン・ワルツ』 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=15725 の主人公曽根崎理恵の息子が今回の主人公です。 彼の小説は、いろいろとつながっていて、同じ登場人物が別の小説で現れるので、大きな物語の一部を切り取ったような感じですね。 例えば、薫と同じく飛び級して医学生として総合解剖学教室に通う佐々木アツシは 『ナイチンゲールの沈黙』 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=15541 では5歳の患者として、 オレンジ新棟小児科治療センター看護師長如月翔子は 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=14406 で救命救急センター看護師として、それぞれ登場しています。 そしてナント、これらのシリーズで登場する田口公平も今回教授として登場します! 中学生が、あることから大人の世界に入っていき、父親の助けを借りながらも果敢に戦う物語です。 すなわち、中学生でありながら、日本初の医学生として大学の研究室で医学を研究することになります。そこで、ある大発見をしたことから、その研究論文にまつわる騒動に巻き込まれてしまい、・・・。 『医学のたまご』(Amazon) http://www.amazon.co.jp/gp/product/4652086202?ie=UT…4652086202 ★★★★☆ |