制作が遅れているため、未整理の状態での書き込みになります……。
少々読みづらいかも知れませんが、ご了承を。
この企画、もとは「メリーさんをテーマにしたトークショー」というのが趣旨でした。
中村さんの「ヨコハマメリー」や森さんの写真集のような、泣ける話ややさしいイメージでないとメリーさんを描くことは出来ないのか?
たとえば「ハムレット」が翻案されて「ハムレットマシーン」として演出されたように、あるいは宮本武蔵の話が「バガボンド」のような形で再生されたように、メリーさんを別の形で描くことは出来ないか、というの考えが大本にあります。
そういうわけで第一部で「もうひとつのドキュメント」の事例として私のテキストを、「メリーさんを過去の横浜の象徴として、生身の彼女から距離を置いて扱った」事例として「市電うどん」を紹介します。
(私の話の中で、お約束の取材裏話やメリーさんの故郷の話もします)
第二部は漠然と「横浜」を扱いたいわけではなくて、「メリーさんに象徴される横浜」を扱えれば、と思います。
メリーさんは「港のメリー」と言われていました。
「港町らしかった頃の横浜」「外国を抱えた街」というイメージをふまえて、これから横浜をテーマにして文芸、舞台、映画、音楽、美術などを制作する場合、どういった切り口が考えられるか、といった話し合いが出来れば、と思います。
ただ漠然と「横浜」といってしまうとあまりにも縛りがなさ過ぎますから、メリーさんを出発点にしたいと考えています。
場合によっては、メリーさんを素材にした作品作りの話に始終してしまってもよいと思います。