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2009年10月25日(日) 
こうの史代作の広島の原爆投下後を描いた漫画(双葉社)が原作で、2007年(平成19年)に映画化され、公開されたようです。

「どうして広島に原爆が落ちたのだろう」という弟に、「原爆は、落ちたんじゃなくて、落とされたんよ」といった姉、皆実(みなみ)の言葉が、印象的でした。被爆から10数年経った後に自分が死ぬことを、原爆を投下した人間は喜んでいるのだろうという言葉も、改めて原爆に対する怒り、悲しみを感じます。

原爆から13年後の皆実と彼女を取り巻く広島での物語「夕凪の街」、そして皆実の姪(彼女の弟、旭(あさひ)の娘)、七波が父親を追いかけて広島へ行き、そこで亡くなった祖母や伯母への想いをめぐらせる物語「桜の国」の二つの時代をとおして、広島に投下された原爆の現実を淡々と、印象深く描きます。

平野皆実役の麻生久美子、そして石川七波役の田中麗奈が、うまく二つの時代に生きる女性を演じています。


公式サイト
http://www.yunagi-sakura.jp/

DVD(Amazon)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0012BLS02?ie=UT…B0012BLS02



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閲覧数2,098 カテゴリ最近観た映画・DVD・Blu-ray 投稿日時2009/10/25 01:23
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