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2009年11月10日(火) 
開国博Y150が終了して1カ月半。
先週末(11/7)、象の鼻テラスで、私が関わっていたベイサイド市民協催のサロンを開催しました。60名ほどが集まり、お互いがやっていることを話したり、連絡先を交換したり。ヒルサイド市民創発ほど知られてはいませんが、ベイサイド市民協催には、赤レンガ倉庫と大さん橋ホールを会場に、140団体の企画に約1万人が出演者やスタッフとして参加しました。「みんなで創る 開港150周年」ということで、他の団体のサポートをしたり、同じ日程の人が一緒にできる企画を用意したり、ベイサイド市民協催から飛び出して、一緒にイベントをやることになったり。。。ベイサイド市民協催に参加したから、いろいろ考えるようになった、という方も何人もいました。来場者だって約12万人。報告書を作ってみて、本当にすごいなあ、と改めて感じました。
レポートはこちら
http://bay.yokohama150.jp/report/

Y150の市民参加って、このほかにもヒルサイド市民創発、ヨコハマFUNEプロジェクト、会場運営ボランティア、DO-RA-MA150とか、いろいろありました。このハマっち!だってその一つ。

メディアでは、Y150は失敗なんて言われたり、事実を捻じ曲げたひどいテレビ番組があったりしていますが、何を見てるのか、何も見てないのか、きわめて残念に思います。

私は、はじまりの森で、ラ・マシンに目を輝かせた子があふれていたのを何度も何度も見ました。

JICAのレストランからアースバルーンの裏側を見て「H0ME」は見れず、悔しがってた人が、全体が地球になって大喜びしていたのを見ました。

夜の黒船レストランで大宴会が行われていたのも何度も見ました。

つながりの森で、のんびり1日中こどもたちと過ごす親子の姿もたくさんみました。

暑い中、本当に一生懸命、会場の案内や清掃をしているボランティアのスタッフの姿も日常の光景となっていました。

会期が終了した後、本当に閑散としてしまった赤レンガ倉庫周辺も見ました。そういえば、以前はこれが日常の風景だった。

会期中、神戸から何度も足を運び、終了後にも、わざわざたねまるグッズを買いに来て4万円も買っちゃった、という人もいました。

開国博Y150のチケットを1人で1500枚も売った人もみました。

フィナーレの日、ベイサイドとヒルサイドの両方のフィナーレに参加した人も何人か知っています。

このハマっち!だって、Y150をめざして立上げられ、この中でもいろんなことが起こり、いろんなことが終わり、そして、この後もハマっち!を継続していくことが決まりました。

とにかく「開国博Y150」をきっかけに、小さな小さな物語が数えきれないほど生まれたことは確かです。メディアには登場することはないだろうし、すべての物語を知ることはできないけど。

「わたしは、わたしにできることをしているだけ」という、エクアドルの伝説に残るハチドリのクリキンディの話は知ってますか?

小さな物語って、こういうことかなあ。
世界や社会は変えられないが、自分を変えることはできる。
きっと、そういうことが、あちこちで起こっています。
この開国博Y150をきっかけに、それは起きています。

たぶん、私もその一人だと思う。

それを価値として見ないで、どうするのだろう。

そりゃあ、いろいろ駄目なこともいっぱいあると思うけど。
横浜市の職員の人も、開港150周年協会の人も、市長さんも、やめちゃった前の市長さんも、副市長さんも、市議会の議員の人も、もちろん367万人の市民も、目には見えにくいし、説明はしにくいけど、このすごい価値を自慢に思ってほしいです。

まずは、そこからスタートしたい。

閲覧数5,394 カテゴリ日記 コメント17 投稿日時2009/11/10 11:55
公開範囲外部公開
コメント(17)
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  • 2009/11/11 01:02
    > もり・ゆかさん

    こちらこそお忙しいところに、何度もご連絡したり、お手数おかけいたしました。チラシどうも有難うございました♪

    話は変わりますが、森林伐採ツアーも面白そうですね~。そのうちに参加してみたいな。でも非力だから役に立たないかも。。。

    次項有
  • 2009/11/11 02:40
    スーさん
    みんなが、なんか終わっちゃったような受け止め方になっていることに、すごく反発があるんです。
    で、みんなが「残念」という発信をすればするほど、
    これはなんとかしなければ、という思いになっています。

    そこで
    私としては「市民創発 Y151プロジェクト」のトリクミをしようと思い、具体的な動きをつくろうと考えています。
    次項有
  • 2009/11/11 18:32
    > TOSHIさん

    コメントありがとうございます。
    ホント、外から横浜を見てくださる方がいるということは、ありがたいことです。
    でも、横浜は大きすぎる。
    最近つくづく感じます。
    次項有
  • 2009/11/11 18:46
    >kokoさん

    森林伐採ツアー。。ではなく、間伐です。
    森林は、放置すると、光がささず、下草が生えず、大雨が降ると土がながされるんです。人間が手入れ、特に「間伐」、要は「間引き」をすることによって、光が地面に入り、低い植物が生え、そうすると地面が露出することがなくなるので、雨が降っても土が流されないので、土砂崩れなどが起こりにくく、川に土が流れ出たりもしないのです。

    道志は、ホントに素敵なところですよー。
    お時間あったら、ぜひ、参加してみてください。
    次項有
  • 2009/11/12 00:43
    私もまだ終わっちゃいないし、始まっちゃいねぇじゃねぇか(「キッズ・リターン」のセリフから引用)と思う一人です。

    みんなもY150が終わったくらいで、燃え尽きちゃならねぇですよ。
    次項有
  • 2009/11/12 09:52
    > スーさん

    コメントありがとうございます。

    具体的なアクションを起こしたいですね。

    ちなみにうさこちゃんは、
    たねまるを残す署名活動を始めます。
    21日の午後に桜木町駅のみなとみらい側の広場で署名集めをするそうです。

    http://sns.yokohama150.jp/blog/blog.php?key=20719&a…og_comment

    次項有
  • 2009/11/12 09:59
    >ALETTA1500GTさん

    いやいや、ちゃんとはじまりましたよね。

    ナポリタン対決のイベント、このハマっち!でつながった仲間たちとみんなでやれたし、
    それが、今や「日本ナポリタン学会」設立という、ちゃんとした形ではじまりましたよね。
    「ハマの麺食い男」も、150回を目指してたかと思ったら、もう161回ですよね。

    燃え尽きるというより、フツフツと沸いてきてる感じがすます。
    次項有
  • 2009/11/13 00:02
    もりさま、
    横浜市のホームページに、開港150年記念事業の市民アンケートが載っていました。
    http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouchou/eenqk…09_08.html

    Y150に関わった人、関心ある人と、関心のない人、行かなかった人がいるので、それぞれの立場で、感じ方、コメントが異なると感じました。ご参考に。


    次項有
  • 2009/11/13 09:47
    > 白楽の住人さん

    情報ありがとうございます。
    そうですね。関わった人と、関心のない人、行かなかった人とは、違うのは当然ですね。

    でも、ネガティブな話をされていた人は、行かなかった人が多かったんです。行った人でも当然好き嫌いもあるし、私だって、好きだったところと、率直にどーなのってものもありました。

    色んな考え、感じ方があるのは当然のことですね。

    でも、そこで自分はどうなの?と振り返って考えることと、自分が何を得たか、これからどうするか、ということだと思います。

    多様ではなく多中心。
    それぞれが、クリキンディのように自分にできることをするだけで相当なことが変わるような気がします。
    次項有
  • 2009/11/18 13:46
    トムさん
    こんにちは。
    私の「開国博Y150」感を聞いてください。
    結論から申しますと、主催者=横浜市=側の真摯な反省(総括)が多くの市民に伝わってこないのはけしからん話で、それがないまま各方面でいろいろコメントしても意味はないと思っています。
    この市民の側の正直な実感が払拭されない限り市行政への不審と不信は募るばかりです。
    申し送れましたが、私は「トゥモローパーク」でイメージコレクターを引き受けた市民ボランテイアの1人です。
    来場者たちにインタビューしアンケート記入を担当しました。レポートもその都度出しました。
    (反省会を持つべきだという意見も出しました。が結局無視した当局にはあきれています)
    市ホームページに《開港150周年・創造都市事業本部150周年記念事業推進課》の作成した市民アンケートのデータ結果があり、見ましたが、この事業が"失敗だった"ことが市民の声を通じてしっかり読み取れます。
    市民参加を標榜しながら実際は市民不在のイベントだったのです。これでは失敗しないほうが不思議です。
    根拠のない500万人動員予定が結果的に120万しか動員できなかったことがそれを如実に示しています。
    この事実に言い訳など全く無用です。
    何もかも成功する要素がないにもかかわらずいわば見切り発車同様でやってしまったのですから。
    最高指揮官である中田市長が理由はともかく市民に断りもなく勝手にリタイアしてしまうなんて無責任きわまりありません。
    野田副市長も同様です。
    これをもって市民不在といわずして何というべきかです。
    後を引き継いだはずの林文子現市長も同罪ではないでしょうか?
    横浜市民をないがしろにするのもいい加減にしていただきたいものです。
    市庁舎ぐるみ=全職員という意味=猛省を促しておきましょう。

    次項有
  • 2009/11/19 11:23
    > トムさん
    コメントありがとうございます。
    ごもっともなご感想だと思います。

    私は、大不況と新型インフルがやってきたこの時期に、これだけの参加があったことや、従来型でない市民参加の場が用意され、そこで様々な気づき、つながりがあったということから、一概に「失敗」とは言えないという立場です。

    私は、開港150周年は「機会」だと思っていました。横浜が変わる、自分が変わる、そんないい「機会」になるだろうと期待していました。

    もちろん、行政の責任は大きいと思いますし、言いたいこともありますが、ある意味、行政に頼ってもしょうがないとも思います。

    私は、改めて、市民とは何か、行政とは何か、公共とは何か、市民としての責任とは何か、そんなことを考えるべき時が与えられたのだと思っています。

    もう、従来型のやり方ではダメだということだと思います。

    ということで、私個人としては、これからどうしていこうか、ということを考えていくことに時間を使っていきたいし、そのための何かアクションをしていきたいなあ、と考えています。

    >橋本@CITVさん
    そーです。これです。

    次項有
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