「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメント第一位を獲得
有川さんは女流作家です。
名前をひろしと読んでしまうと男性のようですね。
あらすじ:
時は2019年、公序良俗を乱し人権侵害の表現を取り締まる「メディア良化法」が施行された現代。強権的かつ超法規的な「メディア良化委員会」とその実行組織『良化特務機関』の言論弾圧に唯一対抗できる存在、それが図書館だった。かくして図書館は武装し、良化機関との永きに渡る抗争に突入することになる。図書館の自由を守るために。
なんとも物騒な内容ですが、確かに「青少年保護育成条例」なども行き過ぎると「メディア良化法」のようなものに発展してしまう恐れはありますね。
自分たちが好きな本を読みたいという欲求は、規制されたくないですね。
それにしても、郁と堂上の今後の展開が気になります。もちろん恋の・・・。
そう、これは戦争物語であるだけでなく、恋愛ものなのです。
若い女性二人の言葉のやり取りは、テンポが早くて気持ちいいです。
これおもしろいよと勧められて読みはじめたのですが、ホントにおもしろかったです。
『図書館の自由に関する宣言』というのを今日、図書館で実際に見ました。
ちゃんとあるんですね。
★★★★★