東北の寒村が突然、日本から独立するという、当時としてはまったく奇想天外なストーリーの『吉里吉里人』 枕にもなりそうな分厚いこの本を大学時代に読んで、いのうえひさしの世界に同感したものです。 単行本がミリオンセラーになり観光客が増え、地元もそれに便乗して吉里吉里国を宣言したりしましたね。 放送作家としてNHKテレビの人形劇「ひょっこりひょうたん島」を書いたことでも有名ですが、私たちの世代は、井上ひさしと言えばいまだに『吉里吉里人』です。 そんな、作家の井上ひさしさんが亡くなったそうです。 ご冥福をお祈りします。 |